マサよ、日本列島は長い!!
ということで先週の極寒の地網走、紋別ではマイナス10℃の中を活動していたのだが、今週はうって変わって気温20℃を越える陽気の中でFTBツアーを敢行することが出来た。
3月9日(土)
財団法人沖縄観光コンベンションビューローが主催している「だいじょうぶさぁ~沖縄」いこうよ!おいでよ!沖縄キャンペーンの著しい成果が現れはじめ、沖縄の観光地は活気を取り戻しつつある様子がはっきりと見て取れる。これもひとえにキャンペーン期間中に3回も沖縄方面を訪れている私の努力の賜物だと言えるだろう。
沖縄を語る上で欠かすことの出来ない出来事はやはり太平洋戦争末期に多くの犠牲者を出した沖縄戦である。ということで今回のツアーは当時激戦区となった沖縄本島南部の平和祈念公園からはじめることにした。この公園には平和の礎という戦没者の名前を掘り込んだおびただしい数の墓石のようなものが祭られている。沖縄戦での戦没者は日本各県から派遣された兵士、米軍、北朝鮮、韓国、中国等の人民など多岐にわたっているが、やはり沖縄県人が20万人中、12万人と群を抜いていた。その他の記念碑としては各県や団体から寄贈された平和への願いを込めた塔が目立っていた。例えば鹿児島の塔、近江の塔等である。これらは東シナ海を見下ろす高台に設置されており、公園の一大景観を形成している貴重なファシリティである。塔の寄贈者も非常に多岐にわたっているため、本郷たけしと一文字隼人が寄贈したと思われる「ライダ~変身!トォー!」が仮面ライダーベルトとともに奉納されていないか探し回って見たが、ショッカーの改造人間により撤去されてしまっているようだった。
公園内に沖縄県平和祈念資料館(¥300)という建物があったので見物することにした。ここでは沖縄戦の貴重な資料が展示されており、高校生の修学旅行の一団に紛れて戦争の悲惨さを学習することが出来た。
玉泉洞王国村(¥600)という沖縄県屈指のローカルなテーマパークがあるので立ち寄ることにした。ここでの最大の見所はやはり東洋一の鍾乳洞と言われる玉泉洞(¥600)である。全長5kmを誇る玉泉洞はそのうちの1km程度が一般公開されており、立派な観光道が設置されている。私も過去秋芳洞、平尾台の千仏鍾乳洞、石垣島のサビチ洞等、数々の鍾乳洞を制覇してきたが、自然が作った造形美という観点からは玉泉洞が最高のものだと断言出来る。天井からぶら下がった鍾乳石はきめが細かく、また、ヒトシ君人形状に成長した鍾乳石は野々村真がいくら没収トを食らってもスーパーヒトシ君として復活してしまいそうなほどおびただしい数を誇っていた。
その他、王国村には那覇から移設してきた伝統ある琉球屋敷の中で織物や伝統芸能の展示や販売が行われている。また、亜熱帯植物園のとなりに亜熱帯果物とジュースを販売しているコーナーがあったので長嶋終身名誉監督が推薦するいわゆるひとつのグァバジュース(¥450)をグァバグァバと飲み干すことにした。
3月10日(日)
沖縄本島中部の名護市内の古びたホテルをチェックアウトした後、北上し、沖縄本島最北端の辺戸岬に到着した。ここは高さ20mの隆起サンゴ礁の断崖からはるか与論島を見渡すことが出来る沖縄県有数の景勝地である。
緑の山々が続く沖縄本島北部一帯は、「山原(やんばる)」と呼ばれ、手付かずの自然が残されており、沖縄本島にしか生息しない自然動植物の宝庫となっている。そのなかでももっとも有名な動物はやんばるくいなという飛ぶことの出来ない鳥の一種であろう。辺戸岬から車で数分走ったところにやんばるくいな展望台というやんばるくいなをかたどった巨大な展望台が海を見下ろす高台にそびえていることからこの地におけるやんばるくいなの重要性を垣間見ることが出来るのだ。
マサよ、君は野口英世も一目置くノグチゲラというキツツキ科の鳥の鳴き声を聞いたことがあるか??
ボケっ~としてるとゲラゲラ笑われても知らないぜ!!
やんばるの森の周辺の県道には「スピード落とせ!やんばるくいなのお通りだ!」「カメ横断注意」等の看板を目にすることが出来る。実際に国指定天然記念物に指定されている琉球亀が車に轢かれて亀の子せんべい状態になっている状況がよく目撃されているとのことであった。また、日本最大の甲虫である琉球テナガコガネは決して捕まえてはいけないということを肝に銘じておかなければならない!
タナガ-グムイという安波集落の中を流れる安波川の上流にある小さな2段の滝が落ち込むよどみを見に行って来た。この地域は温度が低く、湿度が高いため、この地域でしか見ることが出来ない植物がたくさんある。
知って得する沖縄ハブ情報
*日本最強の毒蛇といえば沖縄本島や八重山諸島に生息するハブであるが、沖縄本島ではハブに関する様々なグッズを販売している。今回はその1部を紹介してあげよう。
*ハブ系滋養強壮ドリンク
-蛇精(ハブ)琉球ドリンク → ハブ抽出エキス1000mg
-ハブファイト → 沖縄産ハブ抽出エキス1000mg
-ハブアタック → 琉球ハブエキス配合
マサよ、君ならどれを選ぶ?? いずれにしてもこれらのドリンクはリポビタンD、ユンケル黄帝液、新グロモント等が束になってもかなわないくらい強烈な鼻血ブードリンクである!!!
*水島新司原作の長期連載野球漫画「あぶさん」も沖縄では「はぶさん」として有名になっているほど沖縄県人はハブに対して思い入れが強いのだ!
*ところでマサよ、ハブ酒を飲み終えた後、ビンに残されてしまったハブの後始末はどうすればよいのか君は知っているか??
次回はカンガルーと一緒に地球環境問題をカンガエルーツアー in オーストラリアをお届けする予定です。