アメリカ横断ウルトラFTB番外編

「おしえておじいさん!スイスアルプスツアー」を終えてわずか中1日でアメリカドサ回り出張に駆り出されてしまった。これも仕事の出来る奴には仕事が回ってくるということであろうか?

ちなみに今回の出張はロブスターとのジャンケン対決のためにボストンへ、道行く人に無差別延髄ギリをくらわすために燃える闘魂サンアントニオへ、冬季オリンピックのトトカルチョのオッズを決めるためにソルトレークシティへ、統一教会に入る前の桜田淳子が「来て!来て!」と呼ぶサンタモニカへ、誰も友人のいないユージーンへといった具合に短期間で長距離を渡り歩かなければならない過酷なものであり、マサであれば孫の代まで過労死するほど大変なものであった。

ちなみに各地の気候状況は以下のとおりであった。

ボストン(寒)

サンアントニオ(暖)

ソルトレークシティ(寒)

サンタモニカ(暖)

ユージーン(涼)

昨年の同時多発テロの影響を色濃く残している各地の空港ではさらに厳しいセキュリティチェックが実施されていた。特にテロリストの殿堂とよばれ、多くのテロリストを輩出したボストンローガン空港ではあらゆるテクノロジーを駆使した所持品検査を行なっていた。ボディチェック時の握力は通常の10%増しで、しかも靴は脱がされ金属探知機をあてられしかも不自然な角度にねじまげられて入念にチェックがなされていた。また、国境に近い燃える闘魂サンアントニオの空港では迷彩服に身を包んだタイガージェットシンをほうふつとさせる兵士達がサーベルの代わりにカラシニコフ風の機関銃を携えて睨みをきかせていた。

ちなみに今回渡り歩いた空港は以下のとおりであった。

サンフランシスコ国際空港

ボストンローガン国際空港

シカゴオヘア空港

サンアントニオ国際空港

デンバー国際空港

ロスアンジェルス国際空港

ポートランド国際空港

ユージーン空港

まばたきをするほどの暇も無いほど過密なスケジュールの合間を縫って挙行されたFTBは以下のとおりである。

1月12日(土)

メジャーリーグ30球団をすべて制覇しているFTBにはもう一箇所どうしても訪れなければならない聖地が残されていた。それは野球発祥の地と言われNational Baseball Hall of Fame、いわゆる殿堂があるクーパーズタウンである。クーパーズタウンはニューヨーク州の中間に位置し、ボストンから車で4時間くらいかかる非常に交通のアクセスの悪い田舎町である。Hall of Fame($9.5)はいわゆる殿堂(殿堂入りした野球関係者の銅のレリーフが飾ってある場所)と博物館の2箇所から構成されている。殿堂のホールにはベーブ・ルースをはじめ、業界では伝説になっている野球人のレリーフが所狭しとかざられており、そのなかでもVIP扱いであると思われるベーブ・ルースとテッド・ウイリアムスは等身大の人形まで展示されていた。

博物館の方では、MLBをはじめ野球の歴史の資料が展示されており、多くの親子連れで賑わっていた。父親は子供に代々引き継がれた名選手の話を聞かせながら伝統を維持しているようであった。日本人関係の展示品は昨年イチローと長谷川により初めて実現された日本人同士の対決の時に使用されたボールが長谷川のサイン入りで展示されていた。また、野茂のノーヒットノーランのサインボール、古いものでは連続試合出場で実績を残した衣笠のユニフォーム、世界で初めて1000盗塁を達成した福本のスパイク、世界の王のファーストミット等がさる然と輝いていた。

1月13日(日)

朝から降っていた雨がいつの間にか雪に変わり、道路では除雪用のシャベルを前面にくくりつけた4WD車が雪を路肩に飛ばしながらあちこちで活躍していた。ボストン近郊にアダムス大統領とJFKの生家があり、今ではNational Historic Siteとして管理運営しているらしいので見に行ってみることにした。しかし、残念ながら、両家とも冬季は休業中という看板が出ており、Bostonの冬の寒さを思い知らされた気がした。

次回はFTB炎の離島シリーズ第?弾石垣島よりお送りする予定です。

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