ということでなるほど・ザ・FTB秋の祭典第3弾をお届けします。
今週はまず手始めにFTBにとって12州目(過去カリフォルニア、ワシントン、アリゾナ、ネバダ、ユタ、テキサス、ニューメキシコ、ルイジアナ、ミシシッピ、アラバマ、フロリダ)、代表福田氏にとって20州目(上記プラスアラスカ、ニューヨーク、ニュージャージー、ミズーリ、オハイオ、マサチューセッツ、サウスキャロライナ)にあたるオクラハマ州の州都オクラハマシティを訪れた。(ちなみにFTB Japanは47都道府県中沖縄以外の46県を車で制覇している)。ここで有名なのはなんといっても西部開拓とカウボーイであるということで、National Cowboy Hall of Fame($6.5)を見学した。ここに展示してあるものは歴代カウボーイムービーのスターの肖像画(ジョンウエイン、ロナルド レーガン等)やカウボーイ御用達の衣装や馬車、武器等やアメリカインディアンの資料であり、結構目の保養になりました。次に恒例の州議事堂を訪れたのだが、何と固く閉ざされた回転扉に阻まれて中に入ることが出来なかった。FTB史上最高の屈辱と言えよう。
ということでその後オクラハマでロデオが行われるスタジアムをちらっと見てFTBはダラスへの道を急いだ。ダラスにはそうあのジョンが待っている。ジョンはエルトンジョンでもジョンレノンでもオリビアニュートンジョンでも明日のジョン(それはジョーや!)でもなくあのジョンエフケネディである。エクソン、アメリカン航空、JCペニー、セブンイレブン等大企業の本社がたくさんある米国有数の商業都市Big DダラスはJFK暗殺の地として世界的に有名である。ここで必ず訪れなければならないのはJFKを狙撃した場所であるシックスフロアである。この建物は本来教科書倉庫であるが6階のみ博物館として一般公開されている。
カウンターで入場券($5)を買い、金属探知器のチェックを受けた後、希望によりオーディオツアーのウオークマンを借りる($3)。ウオークマンと釘抜きを受け取ったあといよいよあの6階へと上り、ツアーがスタートする。展示物はJFKのPresidencyに関するパネルや暗殺やそのInvestigationがらみの資料、ビデオが4本、映画が2本と最大の見せ場は実際に狙撃したといわれている窓であろう。6階の窓から暗殺現場を見下ろすとまるで1963年11月22日にもどったような錯覚を覚えるほどこのツアーは信憑性がある。展示物のパネルやビデオ、映画は結末がわかっているにもかかわらず非常にスリリングで訪問者の目を釘付けにするほど迫力があり、いたるところで釘抜きが使用されていた。
JFKのテキサス遊説は燃える闘魂サンアントニオ、ヒューストン、フォートワース、ダラスと続き、このダラスに関しては共和党の地盤であり、リベラル派の民主党員であるJFKに関しては強い反発が予想され反対の声が多かったという。しかしボンバイエのリズムが響き、ロープに飛ばされて延髄を斬られたり、卍に固められる懸念のある燃える闘魂サンアントニオの演説で「いち・にのさん・ダァー」を決めて調子にのっていたJFKにはそういう声は聞こえなかったらしい。いずれにしてもアメリカに来た者は必ずこの地を訪れる価値があるほどすばらしいところであった。帰りにショップで当時の新聞のリプリント($4.5)とガイドブック($4.62)を買いそれらはスミソニアン協会との提携をもくろむFTBミュージアムに寄贈される予定である。
シックスフロアでしばし1960年代にタイムスリップした後FTBはハイアットリージェンシー付属のダラスのシンボルとも言われているリユニオンタワー($2)に上った。このタワーは200m上からの眺望を誇り、バーとレストランと展望台の3層構造になっているハイアットグループのテクノロジーと財力のすべてを費やしてつくられた球形ドーム上の先端部を持っている。この先端部が夜になるとまるで打ち上げ花火のように輝きダラスの夜を彩っている。さすがにFTBも会員になっている高級ホテルのハイアットだけあってイブニングドレスに身を包んだボヨヨン系のギャルがたくさんレストランを目指していた。ここからはダラスの典型的な都会の美しい夜景が見物できる。
$39.5のMOTEL6で夜を明かした次の日FTBはフォートワースへ向かった。ダラス・フォートワース空港を4回ほど使用したことのあるFTBではあるが実際にそれらを訪問するのは今回が始めてであった。フォートワースは19世紀後半の西部開拓の様相を色濃く残しており、ここを訪問したものはみなノスタルジックな感傷におそわれると言う。まずダウンタウンを訪問しHistoricなビル群を一通り見た後FTBはテキサスで最もテキサスらしいといわれているストックヤードへ向かった。ストックヤードとは開拓時代の昔家畜の取り引きが行われていたところであり、今でも当時の風情を残しているところである。全面レンガで覆われた道路や西部劇さながらの建物は見るものを皆カウボーイに変えてくれる様子でここにいる人たちはジーンズ、ブーツにカウボーイハットといったいでたちのやからが非常に多かった。ここではまずライブストックエクスチェンジという今でも家畜の売買が行われているファシリティに立ち寄った。日曜なので当然取り引きはないのだが、建物の裏には仕切りの中におびただしい数の馬や牛などが元気に暮らしていた。FTBがこっそりそこへ侵入すると彼らは草を食べるのを止めていっせいに顔を上げてハウディと言ってくれた。将来優秀なジャーキーやコーンビーフやバーガーになることが約束されている彼らはとても気さくな奴等でドラフトで指名されるのを心待ちにしている。ちなみに実力があるものには逆指名権が与えられているらしい。その仕切りの中に3頭のテキサスロングホーンがいた。ビッグホーンはいすゞのディーラーに行けば死ぬほど見れるがテキサスロングホーンはここテキサスでしか見れないおびただしく長い角をもったまさにキングオブ牛である。テキサスロングホーンはローンスターに続き、テキサスのシンボル的存在であり、テキサス大学の校章にもなっている。
さて彼らキングオブ牛の仕事であるが、10時頃から彼らは出勤し、ラスティという1頭は取引所の前に陣取り、そこで受付的な役割で観光客に愛想を振りまいている。他の2頭は鞍を付けられてカウボーイに連れられその辺を巡業し、観光客相手の記念写真のモデルとなっていた。角だけを見るととても獰猛な印象を受けるが実は人じゃなくて牛のいい牛である。
ストックヤードステーションというところがある。昔は文字どおり鉄道の主要駅であり、今でもタランチュラと言う駅に観光用のSLが走っているところがあるが、そこは今はお土産物売り場のモールと化していた。そのモールの中にホールがあってカウボーイチャーチという催し物が行われており、素人カントリーミュージック歌合戦のようなものが実施されていた。なぜかFTBもそのなかに入り、ひとしきりカントリーに耳を傾けていた。やはり参加者は皆うまいのだが中には例外もいてそんな奴には鐘を1回しかならしてやらないことにした(カーン)。
午後からロデオスタジアムに入り、カウボーイの馬の調教の実演を見学した($15)。スタジアムは学校の体育館より少し大きい程度で2~3000人程度収容のスタンドがあった。カウボーイのおっさんはさすがにロープ1本で馬を自在に操っており観客の喝采を浴びていた。
ストックヤードを後にしたFTBはアーリントンに向かった。そこにはテキサスレンジャーズの本拠地であるボールパークインアーリントンがある。シーズンオフのため当然ゲームはないが、スタジアムのツアーや野球博物館が見れる。時間的に中に入れずマグワイヤーのホームランの歴史を彩ったTシャツ($18)を買っただけにとどまったため来週また来なければいけない。
今週のコスト : ガソリン代 $31.01
ホテル代 $69.39
週刊FTB今後の予定
10月30日~11月1日 リトルロック(アーカンサス州知事であったビルクリントンの生い立ちの秘密を探る)
11月6日~11月8日 レークタホ、リノ(もしかしたら予定変更して念願のあれをやるかも知れん、マサよ!予定空けとけよ。現在あれの実行可能性をFTB最高経営会議Supreme Management Boardで検討中)
11月13日~11月15日 ラスベガス、ブライスキャニオン国立公園
P.S. 調達実施本部長のマサよ!君が先日購買した1類 輸送機械の件だが、本当に耐用年数の7ヶ月持つのかどうかが懸念される。そこで昨日Applied Materilas Austin工場のManufacturing Managerと話をしてFinal TestのBayを借りて加速試験を行うことに決定した。試験者は中野 浩一(世界自転車レース10連覇)、吉岡選手(’97年競輪賞金王)、橋本 聖子(アトランタ5輪自転車競技出場)を用意し、3交代、24時間体制のシフトを組んで、7ヶ月分の走行を3日で終了させます。したがって、早くその1類 輸送機類を持ってきてくれ!
それから再び凄腕の調達本部長のマサよ!1類 輸送機械として自家用機を1台調達しておいてくれ。メーカーはボーイングでもエアバスでもサーブでもレシーブでも構わん、10人乗り程度のやつを頼む。操縦はブルーインパルスのインストラクターの私かNASAと1字違いの奴が行います。
山を飛び、谷を越え、夢と希望をエービスに託し、FTBは今日も地球をかけめぐる♪♪
Presented by FTB Co. Ltd.
代表 Takeo Fukuda
取締役運転手 Masa
調達実施本部長 Masa、acting
スポンサー 大蔵省
協力 Avisレンタカー