辞令
To : マサよ!
代表にしてやるからしっかり働きやがれ!ボサーとしとるとひっぱたくぞ!
From : FTB最高経営会議(FTB Supreme Management Board)
1998年8月に設立された老舗のFTBであるが、とうとう北米シリーズ最後を迎えてしまいました。土曜の午後3時半ころサンノゼを出発したFTBは一路ラスベガスをめざし、シボレーキャバリエFTB仕様のアクセルを踏みしめていた。夜12時過ぎにラスべガス入りし、その日はマッカラン空港近くのベストウエスタンイン($69)に宿を取り、翌日のFTB不思議発見に備えていた。
翌朝7時半頃ラスベガスを起ち、I-15を北に向かった。ネヴァダからアリゾナを抜けユタ州に入るとあたりはだんだんと雪景色になってきた。FTB史上何回目かの時差越えを達成し、目的地のブライスキャニオン国立公園(入場料$10)のゲートをくぐったのは12時41分であった。この公園は北米で最も国立公園の多いユタ州を代表する国立公園で、ユタ州キャンペーンにその景観は必ず出てくる代物でここを訪問しないとアメリカに来た意味がないと言われている。グランドキャニオンと比較すると多少小ぶりではあるがそのきめの細かさは見るものの目を魅了するこの世の楽園と言える。キャニオンにはヒトシ君人形状の形をした柱状のライムストーンが無数にあり、中には黒柳徹子状の石も見受けられた。あたりの積雪は約30cmにも達しており、赤の大地と針葉樹の緑と真っ白な雪のコントラストは他の国立公園では決して見ることの出来ないすばらしいものであろう。おまけにここの空気はアメリカで一番きれいだといわれているという看板までありやがった。
近場のヨセミテに4回くらいいったくらいでどっぷり満足しきっているマサよ、残念だがここはヨセミテ5回分くらいの価値はあるぜ!
ブライスキャニオンで真っ赤に染まるSunsetを堪能したあと、FTBは史上3回目のラスベガスへ向かってI-15を南下した。今回ラスベガスでは名門中の名門ホテルのルクソール($129)に宿を取った。このホテルはピラミッドをモチーフにしており、この天井から放たれる光はスペースシャトルからも確認できると言う優れものである。部屋は全てピラミッドの壁面に位置しておるため窓には45度くらいのテーパーがついているのが大きな特徴である。客室以外のホテルの内部は天井までぶち抜きで1階はカジノ2階はアトラクションのホールとなっている。カジノでは顔に縫い目状のキズがある無免許だが腕のいい医者ややたらと無表情な人たちがトランプ遊びに興じていた。
ホテルから抜け出したFTBはストリップの目抜き通りを探索し、トレジャーアイランドの船が沈むショーなどを見学した。翌日は朝からラスベガスのホテル等を見て回り、マサが乗れば気絶すること間違い無しのストラトスフィア・タワー(344m)のビッグショット($6)に乗ってしまった。これはタワーの展望台の上に設置されてある時速72kmで打ちあがったあとフリーフォールするという世にも恐ろしい乗り物である。
ということで11月15日を持ちまして私はFTB代表の座をマサに明け渡し、北米から撤退したいと思います。これまでのFTBツアーにおいてLean Travel Engineeringの手法を駆使して数々の前人未到の旅を続けて参りましたが次週から活躍の場をアジアに移したいと考えております。
Lean Travel Engineeringとは
辞書的な意味でLeanとは「やせている」ということであるがここでは最小限のリソースで最大限の効果を生み出すものととらえられる。オースティンで完成されたLean Travel Engineeringは少ない金、限られた時間で最大限のTravel Performanceを達成することを目的とするFTBが特許を申請中のトラベル手法である。
マイレージ成金FTB Japan (FTBJ)活動予定
*FTBJのふるさと九州凱旋帰国ツアー
*厳寒オホーツク網走流氷ツアー(マサよ、必ず来いよ!来なかったら流氷1トン分を送り付けるぞ!)
*ANAのマイレージで行く沖縄ツアー
*Northwestのマイレージで行く灼熱のシンガポールツアー
*JALのマイレージで行く香港飲茶ツアー
*ANAのマイレージで行くカンガルーと一緒にカンガエルオーストラリアツアー
*AAのマイレージでもどこかへ行くぞツアー
*マサよ、必ず来いよ、来なければ君のバークレイのアパートに頼んでもない特上の天丼が10人前届くぞツアー
山を飛び、谷を越え、夢と希望をエービスに託し、FTBは今日も地球をかけめぐる♪♪
Presented by FTB Co. Ltd.
代表 Masa
取締役運転手 Masa、acting
調達実施本部長 Masa、acting
総統(ソートーすごいらしい) Takeo Fukuda
スポンサー 大蔵省
協力 Avisレンタカー