FTB1周年記念大リーグ観戦とナイアガラドロップキックツアー

マサよ、必ず来いよ!と言い続けてとうとう1年が経ってしまいました。ということでFTB発足1周年を記念して総統自らがアメリカの大地で旋風を起こしました。

今回はANAのマイレージを50,000マイル分使用してマサであれば¥170,000位かかるところをただでシカゴまで飛んで行きました。シカゴオヘア空港では通常使用しているAvisではなく,今回はノースウエストからもらったクーポンを持っていた関係上Alamoレンタカーを使用することになった。一応コンパクトサイズの指定はしていたのだが何分勝手が分からないため、アキがCraw Fish Festivalでキーロックしてレスキューに20ドル支払い、また、カズが毎日ガソリン代を請求してシャーリーにいやみを言われていた燃費の悪いフォードのエスコートを支給されたらどうしようかと恐怖におののいていたが結局乗りなれたシボレーキャバリエをレンタルすることが出来た。

1999年8月14日(土)

シカゴのダウンタウンで必ず訪れる必要がある所は何と言っても摩天楼の中でひときわ異彩を放っているシアーズタワーであろう。シアーズタワーはクアラルンプールの何とかビルの次に世界で2番目に高いビル(442m)である。103階のSky Deck($8.5)という展望台までは直通のエレベーターで行けるのであるが、何しろ土曜日であったために1時間も待たされてしまった。しかしながら、展望台からシカゴの町並みを360度のパノラマで眺望できた。シカゴの芸術的とも言える超高層ビル群の景観はマサに圧巻であった。ところでマサよ、スパイダーマンの衣装を特注しといてやったので壁伝いに必ず頂上まで登ってくれよ!また、シカゴはWindy Cityと呼ばれるほど風の強い所で超高層ビルの隙間をかなり強い風が吹き抜けていきます。そのためヅラの人には非常に過ごしにくい都市であるが、うわさによるとアデランスとアートネイチャーの最終試験場がどこかにあるらしいということでここでのチェックをパスしたもののみが辺見えみりや中野浩一のCMを通じて出荷されるらしい??

夜は大リーグ観戦ツアーの1試合目であるシカゴComiskey Parkにてシカゴホワイトソックス対テキサスレンジャーズを観戦した。試合は白熱したシーソーゲームで最終的にシカゴがサヨナラ勝ちを収め場内は異常な盛り上りを見せ、試合終了後も花火が鳴り止まない狂乱状態であった。

8月15日(日)

木田君という若者が体一つで野球をしに来ているので、元気にやっているかどうかわざわざデトロイトまで確かめに行ってきた。デトロイトタイガースの本拠地であるタイガースタジアムは1914年に建立されたアメリカで一番古いメジャーのスタジアムで老朽化は進んでいるものの古き良き時代を感じさせる由緒正しい野球場である。タイガース側の3塁側のボックスシートに陣取った私はブルペンでの木田投手の動きに注目していた。彼は外野手のキャッチボールの相手等精力的に仕事をこなしていたが、9回表に前の投手があと1人に打たれれば木田の登板という決定的なチャンスがあったものの残念ながら今日はマウンドでの勇姿を見ることが出来なかった。

試合がデーゲームだったため、夕方にカナダまで足を伸ばすことにした。昨年のFTBでは伝家の宝刀「許しテキーラ」を使ってメキシコへは2回も不法入国したことがあるのだが、残念ながらカナダへはガードが固くて侵入出来なかったという苦い思い出がある。今回はI-94を持っているので不本意ながら合法入国することにした。デトロイトとカナダの都市ウインザーは川を隔ててトンネルと橋で繋がっている。往路はウインザートンネル($2.25)を使ってカナダへの入国を果たした。

Immigrationを通過するとひとしきり後ろから前から畑中葉子の「カナダからの手紙」が平尾昌明のギターの伴奏とともに聞こえてくるような錯覚にみまわれた。川際の公園でひとしきりデトロイトの高層ビル群を眺め、栄枯盛衰の感傷にひたったあと、帰りはアンバサダーブリッジ($2.25)を通ってアメリカに帰って行った。

8月16日(月)

インディアナ州の州都インディアナポリスに立ち寄った。ご存知の通りインディー500自動車レースで有名な都市であるが、今はシーズンオフなので普通のビジネス街だった。一応州議事堂があったので写真に残しておいた。

今回のFTBツアーのメインの一つであるビッグマックホームラン見学ツアーを敢行するためにセントルイスに向かった。セントルイスは開拓者のスタート地点として有名であり、そのシンボルとしてGateway Archがさるぜんと輝いている。このGatewa(今しきりにCMで流れているPCではない!)は高さ200mでビル60階に相当するオブジェであり、ミシシッピー川を越えて開拓に乗り出していった開拓者魂を記念して建立されたらしい。またこのGatewayの地下は博物館となっており、アメリカ西部の開拓史を垣間見ることができる。

Big Mac率いるセントルイスカージナルスの本拠地ブッシュスタジアムはGatewayの近くでありかつダウンタウンの真ん中に位置している。ブッシュとは95年までオーナーであったアンハイザーブッシュ社社長であるブッシュ氏の名前を取ってつけられたそうだ。さすがにバドワイザーの城下町だけあり、トイレに溜まっている水さえもビール色に輝いていた(ほんまは流してないのか?)。球場入りする前に隣のセントルイスカージナルスHall of Fameという博物館($5)を見学した。そこにはカージナルスで活躍した名選手の記念品が数多く奉られていた。当然、星飛雄馬のライバルであり、巨人の星のキャラクターの中で一際異彩を放っていたアームストロングオズマの遺品が残されてないかと血眼になって探したが残念ながら、星一徹の野望のためか探し出すことが出来なかった。

午後5時に球場入りし、Big Macの打撃練習を見学することが出来た。Big Macはまず挨拶代わりの1球目をバックスクリーンにたたきこみ続けざまにレフト3階席、左中間のスコアボードに直撃段を放ち見るものの度肝を抜くとともに大喝采を浴びていた。他の選手も一応大リーガーらしいが、Big Macだけは別の生物のような迫力があった。結局試合では3打数無安打に終わったものの彼が1球スイングするごとにカメラのフラッシュが球場のあちこちで光り輝きまくっていた。

8月17日(火)

昨日Gatewayの中を探索する時間がなかったので、今日はここからスタートした。Gatewayの頂上まではトラムという乗り物で到達することが出来るのだが、8基あるトラムは1基あたり5人乗りではあるが小錦と舞の海が乗るとふさがってしまうような狭いカプセル状の代物であった。Gatewayの頂上はたくさんの小窓があり、そこからセントルイスの街並やミシシッピ川を見渡すことが出来る。しかしながら200mの高さから下を見下ろすとこれこそマサにマサをバンジージャンプさせるのにふさわしいファシリティーに思えた。

午後からはCultural Visitの時間を取りアンハイザーブッシュの本社を訪問し、工場見学ツアーに参加した。ツアーはありきたりの製造工程の見学と最後に15分程度ビールのテイスティングをさせてもらえた。マサであればこの機会に何10杯も一気をして「ノバやジオスじゃあるまいし、何で俺が関空で英語を教えなあかんねん!?」とクダのひとつも巻いていたところであったろう。

ブッシュスタジアムは今宵も異様な熱気につつまれていた。今夜のマグワイヤはヒットと犠牲フライこそ打ったものの肝心の場面ではタケオににらまれたマサのように逃げ腰でストライクの入らなくなった投手から歩かされてしまっていた。しかしながら試合の方はフィリーズに5対1とリードされていた8回に1点差まで追いつき、9回は四球で出塁した先頭のマグワイヤのあと3連打のつるべ打ちでカージナルスがサヨナラ勝ちしてしまった。

球場はマサに蜂の巣をつついたような大騒ぎで野球の殿堂セントルイスを十分に満喫することが出来た。

8月18日(水)

セントルイスを後にしたFTBはミズーリ、イリノイ、インディアナ、オハイオ州と渡り1時間の時差を越えて次の目的地クリーブランドに到着した。走行距離約600マイル、約10時間の旅であり、マサにFTB総統のそ~と~すごい実力が発揮された移動となった。クリーブランドはGreat Lakesの1つであるエリー湖に面した工業都市でチャーリー・シーン、石橋貴昭主演の映画「メジャーリーグ」で有名なインディアンスを持つ大都会である。

近年インディアンスは必ず地区優勝しているため、地元では非常に人気があり、チケット売り場のおっさんに聞いた所、来年分のチケットまですでに売り切れ状態だということだった。わざわざ日本から来てこのまま手ぶらで帰るわけにはいかなかったので柄の悪いダフ屋から$30のチケットを$50で買って何とか入場することが出来た。しかし、さすがにダフ屋が押さえたチケットだけあって席はインディアンスサイドである3塁側ベンチのすぐ上の特等席でロケーションとしては申し分ない場所だった。結局試合はインディアンスが敗れてしまったがクリーブランド住民の熱狂を肌で感じることが出来た。

8月19日(木)

マサよ、君はNiagara Fallsアメリカ滝へ行ったことがあるか?

私は・ある!

アメリカへ来てここを訪問しないとアメリカへ来た意味がないと言われている。

ところでマサよ、君はNiagara Fallsカナダ滝へ来たことがあるか?

私は・・ある!

カナダへ来てここを訪問しないとカナダへ来た意味がないと言われている。

というわけで今日はニューヨーク州にあるNiagara Fallsを訪問した。ナイアガラの滝はエリー湖からオンタリオ湖の間を流れるナイアガラ川の途中にある落差60mの巨大な2つの滝である。アメリカ側とカナダ側両サイドから見物出来るが、やはり2つの滝を正面から拝めるカナダ側の方が圧倒的に人気がある。そこでアメリカ側をサラッと見た後、早速レインボーブリッジを渡って国境を越え、カナダオンタリオ州に乗り込んだ。

カナダ滝はHorseshoe Fallと呼ばれる馬蹄形をした全幅320mにも渡る巨大な滝で60mの高さから野茂のフォークよりも鋭い角度で一気に流れ落ちている。あまりにも水量が多いため、マサ率いる煩悩にまみれた大蔵官僚達を滝に打たせようとしても水中に沈んでしまい二度と這い上がってこれないであろうと思われた。また、滝のサイドは水しぶきがすさまじく晴れているのにどしゃ降り状態であった。そして滝の流れる音はすさまじく「君たち女の子」と言っても「僕たち男の子」と言ってもゴーゴーという音しか返って来なかった。

滝周辺にはさまざまなアトラクションがあり、中でも船で滝壷に接近するツアーと滝の近くを歩いて散策するツアーはかなりの人気を誇っていた。カナダ側にカジノがあり、その横のビルの中にJTBのカウンターがあって、ツアーコンダクターが参加者に注意事項等を説明していた。私も参加者に対してFTB貧乏ツアーの極意とノウハウを伝授してやろうかと思ったがもったいないのでやめておいた。

8月20日(金)

マサよ、君はサミー ソーサのホームランを生で見たことがあるか?

私は…ある。

マグワイヤかソーサのホームランをアメリカで見ないと大リーグを見た意味がないと言われているのを君は知っているか?

というわけで今日はシカゴに戻り、シカゴカブスの本拠地であるリグレーフィールドに行った。リグレーフィールドはダウンタウンの北に位置し、ミシガン湖からも程近い住宅街の真ん中に位置する大リーグを代表する風光明媚で歴史的な球場である。場所柄か、駐車場の設備が乏しくみんな住宅の近くに路上駐車をしていた。金曜日のデーゲームではあるが、球場は超満員で立ち見席しか空いていない熱狂ぶりであった。試合の途中から入場したため、ソーサの1本目のホームランは見ることが出来なかったが、千両役者はちゃんと2本目も私のために取っておいてくれたようで、私の目の前でレフトに弾丸ライナーをぶちかましてくれた。今日の2本で再びマグワイヤを抜いたソーサはスタンドを熱狂の嵐に落し入れやがった。

リグレーフィールドを後にしたFTBはその足でミルウォーキーへ向かった。残念ながら2日前にヒューストンでノックアウトされた野茂をこの日は見ることは出来なかったが、彼の仕事場をしかと目に焼き付けることが出来た。ウィスコンシン州にあるミルウォーキーはミラーでお馴染みのビール産業で成り立っている街であり、バドワイザーのセントルイスと同様にビール工場見学ツアーもある。マサであればここでも樽ごと飲みつぶして名誉市民にでもなっているところであろうが、どうせマサにしてみればウィスコンシンなんて一生来ないであろうし、来たくもないのであろう。

8月21日(土)

シカゴオヘア空港よりANA11便で帰国

FTB一周年記念ツアーサマリー

飛行機代      :  無料

総宿泊費      :  $422.63

レンタカー代  :  $350.19 (7日間乗り回し放題)

総走行距離    :  2661マイル(ちなみに東京~長崎間は609マイルである)

総ガソリン代    :  $88.12

次回は乱交パーティーが発覚して降板がうわさされているTOKIOに代わってビジュアル系ロックバンドであるTAKEOが「鉄腕ダッシュ」(日テレ系、日曜夜7:00から)に出演し、FTBネタをお届けします。マサよ、君にはボケ役のリーダー城島の役を用意してあるので必ず参加してくれ!もし来なかったら、鉄腕ダッシュのパクリである木更津テレビの「鉄骨ダッシュ」にADとして送り込んでやるぜ。

FTB今後の予定(Coming Soon)

*      モニュメントバレーでジョン フォード監督を忍ぶツアー

*      米国東海岸大リーグ直撃ツアー

*      アトランタに生息している人でなしカズを生け捕りして日本に強制送還させるぞツアー

*      アラスカで白熊を生け捕りし、パムでパムエアコンとして瀬戸朝香に献上するぞツアー

マサよ、必ず来いよ!もし来なかったら、日テレのTプロデューサーに目隠しとヘッドフォンを持たせて午前4時ごろに襲撃させてやるぜ!

山を飛び、谷を越え、滝にも打たれ、夢と希望をAlamoに託し、FTBは今日も地球をかけめぐる♪♪

Presented by FTB Co. Ltd.

代表 Masa

取締役運転手 Masa、acting

インターン   Kazu

調達実施本部長 Masa、acting

総統 Takeo Fukuda (FTBJ代表兼務、ソートーすごいらしい)

スポンサー  大蔵省

協力  Alamoレンタカー、全日本空輸株式会社

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