アロハ、マサよ! ハワイ湯!!
ということでJALのマイルが余っていたので、マサであれば6~7万くらいかかるところを私はただでハワイへの往復旅行を挙行することにした。
2001年11月22日(木)
日本航空が総力を結集してたちあげたリゾート計画であるリゾッチャと名乗るホノルル行きJL072便に夜10時15分に搭乗するとそこにはアロハシャツを着たおびただしい数の年配のスチュワーデスがバカンス客を待ち受けていた。テロの影響で観光客の激減が心配されたが、実際B747-400は満席状態であり、どいつもこいつも脳みそが狂牛病状態ではないかと思われた。
わずか6時間弱のフライトで飛行機はホノルル空港に到着した。空港では牧信二やウクレレエイジのウクレレ演奏をバックにアグネス・ラム系のおね~ちゃんが一礼をした私にレイをかけてくれるのではないかと期待していたが、そこで待っていたのは入国審査と税関による厳しい取り締まりであった。税関をパスすると念願のFTB史上アメリカ48州目のハワイに侵入することが出来た。ホノルル空港からワイキキまでさまざまな交通手段があるが、私が選んだのは世界有数の定冠詞を冠したThe Bus($1.5)という市バスであった。
The Busは市内を走り抜けると20分程度でワイキキ近辺に到着した。ワイキキビーチで期待していた光景は電気ギターの♪♪テケテケテケテケテケ♪♪というリズムも高らかビーチボーイが波に立ち向かっているサーフィンの光景であったが、ここの近辺のビーチの波はおとなしくサーファーはほとんど見られなかった。そこで仕方なくトゥナイト2のレポーターとしてヘッドハンティングがかかっているほどのレポート力を持つ私がワイキキビーチから恒例の水着チェックをおとどけすることにした。ビーチにはスレンダー系、ボヨヨン系、ボンレス系、トド系のGALがところ狭しと肢体を横たえており、足の踏み場も無い状態であった。
今日は到着日ということもあり、炎天下の中をあるくうちに頭が自然とフラダンス状態になってしまったので宿泊先のオマハホブロンワイキキ($109)に引き払って休むことにした。
11月23日(金)
昨日はThe Busを使って行動していたが、今日はヒルトンハワイアンビレッジのHertzのカウンターでカローラをレンタルして行動範囲の拡張を図ることにした。
マサよ、リメンバー パールハーバー!!
ということで、マサの住居に奇襲攻撃をかけるためのノウハウを得るために、真珠湾に向かった。1941年12月7日の真珠湾攻撃に成功した日本軍は「トラトラトラ」という暗号で奇襲が成功したことを伝えたといわれているが、私も「マサマサマサ」とうモールス信号で歴史に名を残したいと考えていたからだ。
アリゾナメモリアルというファシリティが真珠湾にあり、多くのアメリカ本土からの観光客で賑わっているという情報を聞きつけた私は10時過ぎに早速そこに到着した。すると既におびただしい数の観光客が列をなしていた。30分ほど並ぶと番号の書いたチケットを渡されて1時20分からのツアーに参加出来るということだった。
ところでアリゾナメモリアルにはビジターセンターがあり、そこにはツアーの受付と各種展示物、土産物屋がある。受付近辺でボケッと座っていると係りの日本人のおばちゃんが親切にも1時間も早いツアーのチケットを裏技で入手してくれ、12時20分のツアーにもぐりこむことが出来た。ツアーはトータルで75分程度であり、最初に真珠湾攻撃の映画を見せられ、それが終わるとボートでメモリアルに向かう段取りとなっている。メモリアルは沈没した戦艦アリゾナをまたぐように建てられており、その上からアリゾナの亡骸を見ることが出来るのだ。また、このメモリアルはアリゾナで犠牲になった約1100人の共同墓地という位置付けになっており、60年経った今も艦内から油が流出している様はいやがおうにも攻撃のすさまじさを思い起こさせる代物である。
マサよ、君は「この木なんの木」が木になって寝不足になった経験はないか?
ということで、真珠湾を後にして向かった先は日立の木が生えているモアナルア・ガーデンパークである。モアナルアガーデンパークに到着すると驚いたことに日立の木と思われる巨大な木が何本も生えており、どれが日立の木なのか見分けがつかない状態であった。これらの木はモンキーポッドという名称で樹齢は120年を越えているといわれている。木の下ではゴスペラーズをゲストに呼んだ日立の社員一同がアカペラで♪♪この木なんの木、気になる木、ウ~~~~木ですから、ア~~ア~~ア~~木になるでしょう♪♪と24時間体制で歌っているのではないかと心配されていたが、木の下にいるのは少数の善意の観光客のみであった。ちなみにこの木には見たことも無い花が咲いていたのが印象的であった。
North Shoreはワイキキよりも波が高く、ビッグウエンズデーで有名なサーフィンのメッカになっているという話を聞いたのでカローラを飛ばして島の北部に向かった。世界中のサーファーのあこがれの地であるサンセットビーチに到着するとそこではマサに♪テケテケテケテケテケ♪の光景が繰り広げられていた。波の高さは長身のサーファーをいとも簡単に飲み込んでしまうほど高く、パドリングで波を越えたり、波をくぐりつつビーチから1kmほどの沖合いまで出て多くのサーファーが技術を磨いていた。また、ここのビーチは島中で一番きれいなサンセットが見れることで有名であり、この日も天国のような夕日を鑑賞することが出来たのだ。
ハワイで一番大きなショッピングセンターとして有名なアラモアナショッピングセンターがホテルの近くにあったので立ち寄ることにした。ここは3階建ての巨大なモール状のショッピングセンターであり、多くのブランド物屋が軒を連ねて、買い物客の財布のひもを緩めさせるため日夜努力をしている場所である。
11月24日(土)
早朝よりオアフ島のシンボルであるダイヤモンドヘッドに登頂した。ダイヤモンドヘッドの頂上へのトレイルは片道1.1kmで標高差は焼く170mある。途中急勾配の階段や長く真っ暗なトンネルを越えなければならないが、頂上からの眺望は想像を絶するほどすばらしいものであった。
午前11時15分発JL071便は往路と同様満席状態であった。機内のアトラクションとしてリゾッチャビンゴというゲームに乗客は無理やり参加させられ、ビンゴになった奴らはリゾッチャグッズをもらっていい気になっていた。
FTBサマリー
総飛行機代:ただ
総宿泊費:$225.83
総レンタカー代:$56.71
次回FTB予定は南の島ツアー第2弾、宮古島からお届けする予定です。