オフィスの引っ越しのどさくさに紛れてFTB(フクダ トラベル ビューロー)の出足がよかったため予定を北から東に90度変更して先週は怒涛の5州(テキサス、ルイジアナ、ミシシッピ、アラバマ、フロリダ)ぶっちぎりツアーを敢行した。
FTB社訓の第一条に示されているようにFTBのFはFlexibilityをあらわすため行き先は頻繁に変えられる。
さて、「みちのくひとり旅」のような哀愁に浸りながらハリケーンジョージによる被害状況がどのようなものなのか調査に向かった。I-10を東にひた走りまず訪れたのはフロリダ州Pensacolaというリゾートビーチであった。フロリダ州は半島の付け根が西の方に伸びておりPensacolaはフロリダ州の最西端に位置する。ビーチにはリゾートマンションや別荘が立ち並んでいたが、一部マンションの崩壊したものや、別荘の屋根が剥がれ落ちたものが随所に見られまさにジョージの脅威を見せ付けられた思いがした。ビーチの砂は輝くような白さで先週見たWhite Sandsの白さに匹敵する。当然サンプルは採取したので違いの分かるマサよ、味比べしてくれ!
次に訪れたのはアラバマ州のUSS Battleship Museum($8.-)であった。戦艦アラバマは第二次大戦中(1942~1945)に世界各地で活躍したUS Navyの最も誇りとする戦艦の1つである。その戦艦が丸ごとMuseumになっておるからすごいのなんの。戦艦の中はエンジンルームから司令室、はたまた病院、歯医者、主砲の中までツアーできる。また、日本軍のコーナーもあり戦艦大和と他の戦艦のサイズの比較ができて非常に面白い。船の周辺には潜水艦、各種戦闘機、戦車の展示もある。
アラバマ州Mobileから西に戻り何も見所の無いミシシッピ州をスルーしてFTBはニューオリンズの地に帰ってきた。
ジョージの影響でミシシッピ川が氾濫し、アリゲーターがフレンチクウォーターに進出し、ワニがピアノを弾いていることが懸念されたが、幸いジャズが「みちのくひとり旅」に変わっているだけで大きな被害はなかった。しかし、おそるべしかな、ジョージ山本である。ニューオリンズは10月だというのにまだじめじめして蒸し暑くじっとしてても汗がにじんでくる。
ここで訪れたのはルイジアナ州立博物館($4.-)、中にはジャズの歴史とマルディ・グラというカーニバルのコーナーがあり、すっげー面白かった。ここは見逃すべきではない!フレンチマーケットにはハロウィン用のかぼちゃがごろごろしていた。
大きさはボーリング球より大きくあのさわやか律子さんもストライクは取れないのではないかと思われた。その他、セントルイス大聖堂の中を見物し、ハウスオブブルースにも立ち寄った。そして最後はあのトム少年もクルーズしたことのあるミシシッピ川を見てニューオリンズに別れを告げた。
ニューオリンズから西へ1時間弱くらい戻ったところにベートンルージュという市がある。そうここは言わずと知れたルイジアナ州の州都である。過去カリフォルニア州都(サクラメント)、ユタ州都(ソルトレークシティ)、テキサス州都(オースティン)にて州議事堂を見学した実績のある州議事堂フェチのFTBがこの機会を見逃すわけがなかった。ここの建物はトラディショナルな他の州議事堂とは異なり30階建ての縦長ビルである。27階の展望台からはベートンルージュの美しい町並みが拝見できる。ここの土産物屋で学の高いFTBは歴代大統領の顔写真付きのものさしを買った($1.5)
トピックス
*こんなにおとくなFTBツアー(レスリーエージェントとの比較)
ニューオリンズツアー比較表
LTB FTB
Air代 $101.- na
タクシー代 $9.- na
ガソリン代 na $49.16
ホテル代 $133.09(2泊) $116.04(2泊)
トータル $243.09 $165.2
備考 ニューオリンズのみ 各種オプションつき
*ハイウエイの動物
ハイウエイにはたぬき、アルマジロ等の自然動物の死体がごろごろ転がっており、ドライバーの哀愁をさそう。自然を愛する七曲署のロッキー刑事がこの光景をみれば激怒すること間違いなしである。
10月17日(土)の事件簿から
とあるハイウエイにてある動物の死体が発見された。所持品よりミシシッピ州に棲む無職のあるまじろうさんだと断定された。あるまさんは酒によってハイウエイを徘徊しているうちに側頭部を車にひかれ血だらけの状態で倒れていた。また、やくざ者から追われていた形跡があり、防弾チョッキのような硬い甲羅を身にまとっていた。
*カープールの謎
オースティンに帰宅途中に集中豪雨に見舞われた(ニュース参照)。ブラジルから北上してフロリダに停滞しているハリケーンジミーの影響かと思われたがいずれにしてもすごい雨である。ハイウエイの側道の低地が氾濫し、車が何台も水に浸かっていた。アメリカでよくカープールというが、そうかこのことだったのか。
*北米大陸横断
北米大陸を横断する3つのハイウエイがある。1つはシアトルからボストンに続くI-90、2つめはサンフランシスコからニューヨークへ続くI-80。そして最後がお馴染みのロサンジェルスからフロリダ州ジャクソンビルに続くI-10である。
先週および今週のFTBツアーによりあわせわざでI-10のおよそ5分の4は制覇した。マサよUCLAツアーでさまよったあのI-10がこんなところまでつながっているぜ!
時間があれば日本テレビ開局45周年とタイアップして史上最大アメリカ横断ウルトラFTBをやるのだが・・・
罰ゲーム担当 -マサ
*週刊FTB今後の予定
10月24日 ダラス、フォートワース、オクラハマ
10月31日 リトルロック、メンフィス
11月8日 リノ、レークタホー
11月15日 ラスべガス、ブライスキャニオン国立公園
内容は作者の疲れ具合によります
天声入語
そうか君たちだったのか?8月頭より訳も無くUCLAに行かなければならないという衝動にかられていた。UC BerkeleyではなくなぜUCLAなのかわからないままマサを拉致して9月19日に訪問した。先週末に日本より転送されてきたレターの中に三田倶楽部報(慶大野球部OB会報)が含まれていた。その中の記事によるとブラジル移民90周年を記念して慶大野球部がブラジル野球連盟に招待されブラジル遠征を行い、その前にLAのUCLAに立ちよりそこで時差調整のため5日間ほど練習を行ったということであった。8月上旬のことであったらしいが、もし事前に情報をキャッチできていればUCBの授業をブッチしてBud10ケースくらい抱えてかけつけたのだが・・・いずれにしてもUCLAへの衝動の謎が解けたようで少し安心した。彼らのその情熱は今東京6大学野球秋季リーグ戦での活躍ぶりに見事に反映されている。詳しい戦跡はhttp://www.hc.keio.ac.jpにて
P.S. マサよ!アリゲーターを見ながら考えたのだが、近々ワニブックスよりFTB写真集(無修正、モザイク無し)とFTB日記を自費出版したい。したがって500円玉を桜ノ宮から15000枚ばかり横領しといてくれないか? オー・リョウ解したという返事を待っているのでよろしく!
山を飛び、谷を越え、夢と希望をエービスに託し、FTBは今日も地球をかけめぐる♪♪
Presented by FTB Co. Ltd
代表 Takeo Fukuda
取締役運転手 Masa
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