FTBJ炎の離島デスマッチ第?弾 in 与那国島

日本最北端 ‐ 宗谷岬(稚内)

日本最東端 ‐ 納沙布岬(根室)

日本最南端 ‐ 波照間島 

日本最西端 ‐ ・・・・・・・

ということで今回ついにFTBJは念願の日本東西南北を制覇するに至ったのである。

10月25日(金)

いつものように夕方とっとと会社を後にすると全日空沖縄行き最終便(20:00発)に飛び乗ると那覇空港に夜中に到着し、FTBの常宿となってしまった沖縄ホテルに立てこもり、夜が明けるのを待ちわびていた。

10月26日(土)

昨日の東京-沖縄便に続き、今日は朝から沖縄-石垣便、石垣-与那国便と合計飛行機を3便乗り継ぐことにより、国境の島である与那国島に午前10時半頃上陸することが出来た。与那国空港の到着ゲートを出るとそれなりの数の民宿や旅館やレンタカー等の看板を持った客引き野郎やババァがたむろしていやがった。私の今日の宿泊先はホテル入船というところに予約を取ってあったのでホテル入船のロゴの入ったマイクロバスに乗り込んで颯爽とホテルへ向かった。空港から東に2kmほど走ると祖納という与那国で一番の都会に到着し、ホテルのチェックインを済ますと早速島の全容解明の探検に向かった。

とりあえず、足を確保する必要があったので近辺の西レンタカーという地場のレンタカー屋で原チャリをレンタルした。与那国島自体は非常に狭いのでまずは島をグルっと一周することにした。島を直撃している強い風を切って走っているとあたりは牧歌的な雰囲気に包まれてきた。いたるところに天然記念物であるヨナグニウマや黒毛和牛が放し飼いされており、島の最東端の東崎展望台にいたっては多くの牛の親子がくつろいでおり、マサにモ~モ~ランドと化していた。

東崎展望台から島の南部の道路に沿って西に進路を取ることにした。サンニヌ台という景勝地があったので立ち寄って見るとそこは強い風と波の浸食によって造られた段々畑上に広がる岩の台地があり、軍艦岩という軍艦を彷彿とさせる奇岩がひとつ海の中にたたずんでいた。さらに西に進むと立神岩展望台に到着した。ポッコリと海に浮かんでいるように見える立神岩は与那国のシンボルのような奇岩であり、岩のヘッドには緑色の植物が群生しており、岩色と緑のすばらしいコントラストを醸し出していた。

マサよ、君は国境の島の日本最西端の地に立ったことがあるか?

私は・・・・・ある!!

というわけでついに念願のFTBJ日本東西南北制覇の最終地点である与那国島西崎展望台にやって来ることに相成った。風の強い断崖絶壁に位置する日本最西端の碑は北緯24°26’44.99″ 東経122°56’09.33”に位置しており、天気のいい日には遠く111km先に位置する台湾を見渡すことが出来ると言われている。噂にたがわずここは観光客の記念写真撮影スポットと化しており、中には自転車で日本を縦断してきたと思われる沢山の岬の木の札を自転車にくくりつけ、おびただしいほどの野宿グッズを積んでいるサイクリング野郎の強者も見受けられた。

10月27日(日)

朝9時半頃ホテル入船をチェックアウトすると早速ティンダハナタという自然展望台に向かった。断崖絶壁に囲まれている与那国島の中にあってここディンダハナタは一際高く隆起した台地となっており、ここから祖納の町並みや遠く東シナ海を見下ろすことが出来るのだ。また、ここにはいくつかの洞穴があり、その中でオスの犬と人間の女が同棲しており、島に上陸した男どもを犬が噛み殺して生活を守っていたのだが、ある男が島に漂着したときに女の美しさに惹かれた男が犬を殺して女と結婚して7人の子をもうけたのだが、結局男が犬を殺したことが女にばれてしまい、女が犬の死体を抱いて自殺しやがったというわけのわからない伝説が看板に誇らしげに書かれていた。

島の西部に久良部漁港という祖納に匹敵する人口密集地帯がある。このあたりの高台に久良部バリという日本で最後に夕日が見える丘と掘られた石碑が奉られている丘があった。なんとここにも呪われた伝説があったのだ!昔人口が増えすぎたこの地の人減らしのために妊婦を崖と崖の間をジャンプさせ、多くの妊婦は谷底に落ちて死んだり、無事に生き残った妊婦も流産したりしたそうである。実は与那国島とはとんでもない島であることが現地に来て初めて確認出来た次第であった。

国境の島与那国島情報

*開帳すると180mm~300mmにも達するという世界最大の蛾であるヨナグニサンがこの島に生息している。学研の昆虫図鑑の中で多くの昆虫が呼び捨てにされたり、・・・虫というように虫けら扱いされている中でヨナグニサンだけがサン付けで呼ばれている現状を考えるとこの蛾が天然記念物に指定され、多くの人々から尊敬されているのも納得がいくであろう。http://www.town.yonaguni.okinawa.jp/yona_new/nature.html

*テキサスゲート

 与那国の牛や馬は広い大地に放し飼いにされ、伸び伸びと育っている。牧場にはほとんど柵といったものが見られず唯一牧場を仕切っているものはテキサスゲートというファシリティである。テキサスゲートとは道路に切られた金属製の溝のことで牛や馬の脚であれば丁度はまってしまうような幅に切られているのだが、車や原チャリは振動を我慢すればその上を通ることが出来るのだ。

*海底遺跡

 与那国島を一躍メジャー級の島に押し上げたのは他でもない海底遺跡の発見である。これは太古の昔に沈んでしまったムー大陸の名残ではないかとの説もあるが、明らかに人間の手によって加工されたような階段や広場を持っているのだ。海底遺跡を見るためにはダイビングで潜るかグラスボートで上から見下ろすしか方法がないのだが、今回は残念ながらグラスボートの運航はなかったのだ。

FTBサマリー

総飛行機代 ¥15,000

総レンタバイク代 ¥5,300

総ガソリン代 ¥556

総宿泊代 ¥7,700(2食付き)

天声入語

日曜日に沖縄から東京に帰ってきたと思ったら、月曜にはアメリカに来ていた。寒風吹きすさぶシカゴでのミーティングを終えてボストンに移動して車でボストンローガン空港から市街に抜けるトンネルを通過するときに6月には$2だったはずの通行料が$3に見えてしまった。ついに私の目にも老眼の弊害が出てしまったのか!?と思ってしまったが、通行料は確かに$3に値上げになっていたのだ。また、市内のハイウエイも以前は50セントだったものが$1に上がっていた。財務省の無策によりデフレ不況に陥っている日本と違ってアメリカでは確実にインフレが迫ってきているようだ。これからはオイスターやロブスター等のスター系の食い物も慎まなければならなくなるだろう。(総)

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