FTBJ炎の離島デスマッチ第?弾 in 竹富島&波照島

大型で勢力の強い台風16号が沖縄方面に停滞し、宮古島、石垣島を暴風域に巻き込みながらゆっくりと北西に進んでいると沖縄日報が伝えていた。ところで「嵐を呼ぶ男」と言えば石原裕次郎であり、その後「太陽にほえろ」でもボス兼電話番として重要な役割を果たしていたのは記憶に新しいところである。しかし、私が日本有数の晴れ男、いわゆる「太陽を呼ぶ男」という異名を持っていることを知っている輩はまだそんなに多くはないかも知れない。

9月6日(金)

羽田発夜8時の那覇行きANA便に乗り込むと飛行機は2時間半ほどで那覇空港に到着した。那覇空港で私を待っていた光景は台風16号の余波を受け、飛行機の相次ぐ欠航により、ゴザを敷いて運行を心待ちにしている沖縄難民の壮絶かつ悲しき姿であった。今日はとりあえず到着した時間が遅かったため、名前を聞いただけで沖縄のホテルであると認識出来る沖縄ホテルに引き払い、とっとと寝ることにした。

9月7日(土)

マサよ、君は街角テレビでおなじみのB級芸能司会者である大木凡人(おおきぼんど)を知っているか?大木凡人はいきなり那覇空港のANAラウンジに登場し、なんと私と同じ石垣島行きの朝一の便に搭乗しやがったのだ。

ところで昨夜石垣地方に停滞していた台風16号のおかげで昨日の那覇-石垣の便はすべて欠航状態であったのだが、台風よりも勢力の強い私が登場したおかげで今日は朝から運行を再開しており、私の「太陽を呼ぶ男」としての実力を再認識した次第であった。石垣空港に朝9時ごろ到着するとここでも石垣難民がひしめきあっており、どの顔もやっと故郷に帰れるんだといった安堵に満ち溢れていた。しかも、それが実は私のおかげであるということも知らずにだ!

早速空港からバスで石垣港の離島桟橋に向かった。今朝は台風の余波もあって西表島等の離島行きのフェリーが相次いで欠航になっており、欠航毛だらけ、(イリオモテヤマ)ネコ灰だらけ状態であった。今回のツアーの最終目的地である波照間行きのフェリーも欠航になっていたので仕方なく近場の竹富島行きのフェリー(往復¥1,100)に乗ると波を越えてわずか10分程度で到着してしまった。

竹富島は西表国立公園に属し、いにしえの沖縄の現風景が残されており、国の保存地区に選定されている風光明媚な小島である。船から下りて多くの客引きの誘いを振り切り、徒歩で集落に向かった。そこには多くの民宿やレンタサイクル、バイク屋が軒を連ねていたのだが、一番の大手であると思われる丸八でママチャリをレンタル(¥300/hr)すると早速島の調査に乗り出した。島にはいくつかの名所、旧跡があり、水牛車で「♪ドナ・ドナ・ドナ・ド~ナ~♪」と歌いながら島内を巡ることも出来るのだ。

また、ここのビーチは星砂の浜もあり非常にきれいであるのだが、いかんせんヤドカリの多さが際だっていたので「♪お~いらは宿なし!♪」と歌っていた世良公則がこの光景を見れば即座にツイストを解散していたものと思われた。

9月8日(日)

朝8時ごろ再び石垣港の離島桟橋に登場し、フェリーの運航状況をチェックしていた。さすがに今日は海上のシケはおさまったらしく、どのフェリーも通常どおりのスケジュールで運航している様子であった。波照間島(はてるまじま)という日本最南端に位置する離島には安栄観光の高速フェリー(往復¥5,700)に乗れば1時間程度で行けるという情報を事前に入手していたので早速チケットを購入し、一路波照間島を目指して海上に出た。海上の波はさすがに荒くフェリーはジェットコースター状態でそのたびに内臓のポジションが変わるようで非常にスリルのある船旅を楽しむことが出来た。

フェリーが港に着岸するとここでも多くの波照間難民がマサに狂喜乱舞の状態で帰りのフェリーに乗り込んでいったのが印象的であった。とりあえず「みのる荘」という民宿のバンに乗り込み集落までたどり着くとそこでレンタサイクルを調達(¥250/hr)し、島の徘徊を始めることにした。人口わずか500人程度の集落から南に4kmほどチャリを転がすと日本最南端の碑に到着してみごとに日本人としての義務を果たすことに成功したのだ。

最南端の碑から400mほど西に星空観測タワーというファシリティ(¥300)がある。波照間島は北回帰線にも程近く4月~6月にかけては南十字星も観測出来るほど南国に位置しているのである。ところで島全体の印象であるが、単なる田舎の島で何も考えずに脳みそを溶かすにはもってこいのところであるが、何とドコモのアンテナが誇らしげにそびえており、携帯を持っていればうっかり行方不明になることも許されない島なのである。

*FTBJめずらしい昆虫情報

 マサよ、君はナナフシという昆虫をしっているか?http://www1.harenet.ne.jp/~mihoku/data_musi/nanahusi.htm

 竹富島でたまたまナナフシを発見し、捕獲を試みたが、世界ナナフシギといわれる形態模写で枯れ枝に変身し、みごと私の追撃をかわしやがったのだ!

FTBサマリー

総飛行機代 ¥6,000

総高速フェリー代 ¥6,800

総貸自転車代 ¥2,100

総宿泊費 ¥12,600

次回から新シリーズ「世界まるごとHOW FTB」が始まる予定です。

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