FTBJ炎の離島デスマッチ第?弾in宮古島

種子島、屋久島、伊豆大島、沖縄本島等数々の離島を制してきたFTBであるが、今回は真珠湾攻撃60周年を記念して沖縄県に帰ってくることにした。

12月8日(土)

せんだみつお推薦「ナハ!」空港に到着するといきなり沖縄民謡のリズムに出迎えられた。沖縄は今、同時多発テロの影響で失った観光客を取り戻すのに必死となっており、「だいじょうぶさぁ~沖縄」キャンペーンを大々的に展開しており、ここ「ナハ!」空港内でも沖縄民謡や伝統芸能のイベントが取り行なわれていた。マサよ、君のところの財務省もカラ出張等の経費を駆使して沖縄観光に貢献するべきではないだろうか?

「ナハ!」空港ではいたるところにお土産物屋が出展しており、酒のコーナーでは丸々と太ったハブりのよさげなハブが赤ら顔で酒の瓶に浸かっているのが印象的だった。

さて、「ナハ!」よりさらに35分程度のフライトを経て宮古島空港に到着したのは2時を回った頃だった。早速地場のレンタカー屋で安いレンタカーを借りて宮古島観光に乗り出すことにした。宮古島は1周わずか120kmほどの小さな島であるが、その美しさは日本では最上級のものとされている。宮古島で有名なのは毎年4月に開催される全日本トライアスロン選手権であろう。ルー・ゲーリック、衣笠祥男、カル・リプケン・ジュニア等鉄人という異名を持つ人間は数々いるが、やはり宮古島トライアスロン選手権を制する者こそ真の鉄人と言えるのであろう。

砂山ビーチという美しい砂浜を持つビーチがひっそりとたたずんでいるので見物に行って来た。エメラルドブルーの透明度の高い海水に侵食されたこのビーチの砂浜の木目は細かく、海のブルーと砂の白がマッチした非常に質の高いビーチであった。

さらに北上して西平安名崎という景勝地に立ち寄った。宮古島は風が強いことで有名であり、ここには沖縄電力が誇る4基の風力発電用巨大風車が海風を受けて誇らしげに回転していた。

宮古島はオリックス・ブルーウェーブのキャンプ地としてイチローの振子打法を完成させた地として有名である。オリックスのキャンプ地は島の東海岸に位置しており、温暖な気候はマサに若手を成長させるのに最適な土地である。しかし、イチローはすでにアメリカに亡命し、仰木監督は勇退し、田口も大リーグに挑戦するということで石毛新監督も非常に頭を痛めている。ということで石毛監督の苦肉の策としてチーム名をオリックス・レンテックスに変更し、選手のレンタル事業に乗り出すのではないかと島中の噂になっている。

12月9日(日)

昨日の間に島を一周してしまっていたので今日は細かいところをみることにした。早朝より来間島、前浜ビーチと観光地を巡った後、日本百景にも数えられている東平安名崎を訪れた。南東に突き出た岬から海を見下ろすとそこには大小の岩の造形美とエメラルドグリーン、コバルトブルーが調和したみごとな景色を垣間見ることが出来る。また、このあたりは風が非常に強く、安物のカツラを身につけている人はヅラを飛ばされた後はヅラなしで観光を続けなければならないほど厳しい環境であった。

レンタカー屋のオッサンから、沖縄そばのうまい場所を聞いていたので昼飯時に立ち寄ることにした。まるや食堂という大衆食堂風の小さなそば屋であるが、長時間煮込んだ豚のあばら肉を使ったソーキそば(¥600)は絶品であった。ここの食堂には藤井フミヤ、オール阪神巨人の阪神君、トミーズ・マサよ等の芸能人も訪れており、みんな作り笑顔を浮かべておばちゃんと記念写真に収まっていやがった。

腹ごしらえも終わったところで吉野海岸、新城海岸を見物した後、池間大橋を渡って池間島に到着した。池間島海底観光(¥2000)という船底に貼ったガラスから美しいさんご礁を観察出来るボートツアーがあることを発見したので早速参加することにした。ここのおやじは定年退職後にこの仕事をはじめたとのことでまだ2年くらいしかこの仕事に携わってないのであるが、実は丸秘のサンゴ礁観察スポットを発見しているらしく、口コミでその美しさが日本中に伝わっていると自慢していた。とにかく私も生のサンゴ礁を見たことがなかったのでそれがどういうものなのか話の種に参加してみることにした。

10人乗りのチャチなモータボートに乗ると船の底には大きな透明なアクリル製と思われる板がはめこまれていた。池間漁港のエメラルドグリーンの海水を切り裂いて船は沖の方へ向かっていく。オッサンに言わせるとこの美しいエメラルドグリーンの海は実は死んだ海だということであった。何故かというとさんご礁の死骸が白い砂となり、透明度の高い海水を反射させているだけであるとのことであった。そうこうするうちに船はさらに沖に進むと明らかに海の色が変わってきた。船底を見るとそこには花びらをひろげたようなサンゴ、バラの花びらのようなサンゴ、岩のようなサンゴ、青、赤、緑、黄色等色とりどりのサンゴ礁とエンジェルフィッシュ等のカラフルな熱帯魚のライブが繰り広げられていた。このあたりは幻のサンゴ礁群で世界的に有名な八重干瀬といい、干潮時には色とりどりのサンゴ礁の島が形成されると言われている。また、運がよければ海亀がサンゴ礁の上で昼寝をしている姿が見られるとオッサンは自慢していた。

これまで山陰海岸、オホーツク海、瀬戸内海、ギャルベストン、キーウエスト、サンタモニカ、シンガポール、ハワイと私も数々の海を目の当たりにしてきたが、ここ宮古島の海はその中で一番美しいものであり、この地の生きたさんご礁を見るだけでも十分飛行機代を払ってやって来る価値のある場所である。

まる得宮古島情報

*宮古島は地図上で見ると台湾にも近く僻地に見えてしまうが、生活はほとんど内地と変わらないので安心して生活することが出来る。

*ここの主要産業はサトウキビ作りであり、いたる所で生の絞りたてサトウキビジュース(¥200)が販売されている。味は普通の砂糖水よりこくがあり、カブトムシやクワガタも安心して飲むことが出来るであろうと思われた。

次回FTBは「アグネス・チャン杯争奪香港飲茶ツアー」をお送りする予定です

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です