FTBJ炎の離島デスマッチ第?弾in石垣

ちょっちゅね~ マサよ!!

ということで昨年の宮古島の制覇には飽き足らず今回は日本が世界に誇るカンムリワシ具志堅用高を生んだ石垣島まで足を伸ばしてきた。

2月2日(土)

沖縄から飛行機を乗り継いで石垣空港に到着したのは午後2時近くだった。観光客は那覇空港では「めんそ~れ!」で迎えられるが、ここ石垣ではアフロヘアーに鼻ひげをはやしたジュニアフライ級の小男たちがファイティングポーズで「ちょっちゅね~」と言って出迎えてくれるのかと期待していたのだが意外にもみんな標準語をしゃべっていやがった。

早速レンタカーを借りて市街地を走っているとやはり具志堅用高記念館(¥400)というものに遭遇してしまったので見物することにした。以下具志堅の詳細。

昭和30年6月26日、沖縄県石垣市生まれ。興南高時代インターハイモスキート級優勝。昭和49年プロデビュー。2年後にはJ・フライ級王座につく。4年半の王座君臨の間、13度防衛や6連続KOなどの記録を樹立。現在では「具志堅用高ボクシングジム」を経営。又、TBSの専属解説者としても活躍中。

というわけで具志堅とはとんでもね~野郎である。記念館には具志堅のニックネームであり、八重山地方にしか生息しないカンムリワシの木彫りの彫刻がどかんと置かれていた。また当然のことながら具志堅が戦った世界戦の時の賞状や盾、チャンピオンベルトのレプリカ、ボクシンググローブ、金カップ、Mライン入りのミズノのシューズ等が所狭しと展示されていた。また、館内ではビデオも上映され、ここでは現役時代の強い具志堅が再現されており、郡司さんの採点では5対3でいつも具志堅がリードしていた。

具志堅記念館を見物し、石垣での任務も完了かと思われたのでそのまま東京に引き返そうかと考えたが、やはりついでに観光もすることにした。石垣島の観光スポットは島の周囲の海沿いに点在しているのでぐるっと島を回ることにした。悲劇に遭った中国人労働者の墓である唐人墓をちらっと見た後に向かった先は黒蝶真珠の養殖で知られる石垣随一の景勝地である川平湾である。40万個に1個の割合でしか出来なかった黒真珠の養殖に世界で始めて成功した川平湾は青い空と海、白い砂浜、緑の島のコントラストがすばらしい全国で8箇所しかない国指定名勝地である。

夕暮れ時になってしまったのでこの日の宿である石垣全日空ホテル&リゾートに引き払うことにした。このホテルは全日空ホテルズのテクノロジーを結集した最高レベルのリゾートホテルであるが、ここで私はとんでもない仕打ちにあってしまった。ホテルの玄関には「JTB○○様御一行」等たくさんの歓迎札がかかっていたのだが、なんと全日空をひいきにしてやっているFTBに対する歓迎の意が示されていなかったのである。

何はともあれチェックインをすますと早速ホテルのファシリティのチェックに向かった。ホテルにはテニスコートが5面、室内、屋外プール、スパ、リラクゼーション、マッサージ、各種レストラン、土産物屋、ツアーデスク、パターゴルフ等の設備があり、リゾートに必要なものはすべてそろっている。ところでここのプライベートビーチであるが、岩のパリケードで仕切られ、周囲のサンゴ礁の岩礁とは異なり、不自然なまでに砂で整地された人工ビーチであった。しかし、トビウオの跳ねる海はきれいでシュノーケル、ダイビング、ウインドサーフィン等のレンタルも充実している。

夜、大浴場から部屋に戻る途中に大きなカエルを発見した。おそらくこのカエルも棲家にかえる途中であったのだろうが、普通冬眠しているはずのこの時期にカエルが出てくるほどこの地方は温暖なのである。

2月3日(日)

島の最北端に平久保崎という岬があるので見に行って来た。ここからは牧場、灯台、青い海が見事に調和した美しい景色を見ることが出来る。

川端康成に言わせると「トンネルを抜けると雪国」であるが、石垣には「洞窟を抜けると青い海」に到達する。サビチ洞(¥700)は海沿いにある鍾乳洞で、2mのうなぎを飼育している池を横目に奥に進んでいくとさまざまな形の鍾乳石を垣間見ることが出来る。さらに歩を進めると波の音とともに青く済んだ海が見えてくる。水着を着ていればそのままそこで泳ぐことも出来るのだ

天然記念物に指定されている八重山ヤシという木を見に八重山ヤシ群落を見に行った後にとんでもないものを発見してしまった。マサよ、君は大事な初詣が「貧乏神神社」になってしまったという屈辱を味わったことがあるか?貧乏神神社の極意とは「災禍転福」すなわち災い転じて福となすということである。この神社の駐車場に車を止めて見物をしようとすると頼りなさげな若者が私に歩み寄って来て、いきなりパフォーマンスをおっぱじめやがった。お参りの仕方は非常に過激で貧乏神に見立てた木の杭をこん棒で「コンチキショウ!」と怒鳴りながら3回殴りつけ、さらに杭を蹴飛ばし、さらに豆を投げつけて貧乏神を散々な目に遭わすのだ。頼りない若者曰く、500円奉納すればこれと同じことをやらせてやるということだったので、ここまで来てもう断り切れない状況になっている私もとりあえずやってみることにした。ところでこの貧乏神神社はそのユニークさからルックルックこんにちわ等のワイドショー系の番組でもとりあげられた実績を誇っており、1999年の元旦にはテレビ朝日で全国生放送もされたということだった。

貧乏神をすっきり払い落として向かった先は石垣港である。ここに海中観光船という船(¥2,500)が運行されており、サンゴ礁の海と熱帯魚をライブで見ることが出来るというというパンフレットを入手していたので早速乗船してみることにしたのだ。ピノキオ号というその観光船は観光ポイントまで15分ほど走ると観光客は船底に設置されている海中展望ルームに案内される。そこから見るサンゴの海の光景はこの世のものとは思えないほどすばらしいものであった。

今回石垣島の全貌をなんとか解明することが出来たわけであるが、この島はそれ自体の観光だけではなく近隣の島へのゲートウエイにもなっている。ヤマネコで有名な西表島には船で40分程度で行けるので次回また来なければならない!!

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