FTB炎の離島デスマッチ第?弾 in カウアイ島

アロハ マサよ! ハワイ湯!?

ということで、すっかりおなじみとなったフレーズで始まるFTBハワイシリーズも今回で早くも4回目を迎え、オアフ島、ハワイ島、マウイ島に続き、今回はカウアイ島に上陸する運びとなった。

2004年5月27日(木)

午後8時45分発ANA1052便に搭乗すべくチェックインカウンターに到着すると受付のおね~ちゃんに無条件アップグレードを告げられ、平然と「あ~そうですか?」と答えていたのだが、心の中ではガッツポーズとともに日本バレーボールナショナルチームを応援するジャーニーズ事務所のNEWSの歌とともに「ニッポン、チャ、チャ、チャ」コールが渦巻いていたのを誰も知る由はなかったであろう。

7時間少々のフライトでホノルル空港に到着するとInter Islandのアロハ航空のカウンターにすばやく移動して午前11時発カウアイ島リフエ空港行きのB737機に乗り込み、25分程度のフライトを経て晴れてカウアイ島に上陸することに成功した。空港で真紅のポンティアック2ドア小型車をレンタルすると早速リフエ市内にあるカウアイ博物館($7)に向かい、まず最初にロマンあふれるカウアイ島の研究を行うことにした。カウアイ島はハワイ8島のうち、最初の火山活動で出来た島であり、数多くの歴史と伝統が残されているのだが、この博物館には6000年前から19世紀までの島の歴史がわかる科学的な資料が展示されているのだ。

カウアイ博物館で島の歴史と全貌をインプットした後、ポンティアック車は島の西部に向けて進路を取った。島のほぼ中央にそびえる標高1569mのワイアレアレ山を中心として起伏の激しい地形が織り成す山々の峰を眺めながら快適にドライブしていると車は西海岸のどんつきにあたってしまったのでそこから引き返して今回の宿泊先であるシェラトンカウアイリゾートに向かうことにした。カウアイを代表するリゾートコストであるポイプ海岸は島の南部に位置しており、気候も安定しているので数多くのリゾートホテルが軒を連ねている。1992年にカウアイ島を襲ったハリケーン・イ二キによる壊滅的なダメージから長らく営業を中止し、97年12月にリニューアルオープンしたシェラトンカウアイリゾートはポイプ海岸のほぼ中心地をプライベートビーチとしておさえており、朝日も夕日も鑑賞出来る絶好のロケーションで観光客はビーチリゾートを満喫出来るような構造になっている。また、毎日夕方5時~6時にかけてサンセット・マイタイ・パンチ・アワーと称してハワイアンソングとフラダンスのライブを見ながらハワイのトロピカルカクテルであるマイタイが無償で振舞われ、リゾート客は夢のようなひと時を過ごさせていただくことが出来るのだ。また、後半の時間はリクエスト可能になっており、財務官僚OBが民間人より高い年金をもらっている事実を一般人から攻められているはずのマサであれば日本が誇るウクレレシンガーである牧信二の♪あ~あ、あ、やんなっちゃたぁ、あ~あん、あ、おどろいた♪をリクエストしていたはずであったろう。

5月28日(金)

マサよ、君は太平洋にグランドキャニオンが存在することを知っているか!?

島の西海岸にあるワイメアはキャプテン・クックがハワイを発見し、最初に上陸した地として有名である。恐る恐る上陸したクック一行は以外にも桜田淳子の歌のように♪よ~こそここへクック、クック♪と大歓迎を受けたそうだが、その理由は何本もマストのある船が原住民の予言書に出てくる「高い木のある動く島」に似ていたためだったそうだ。

ワイメア町から550号線の山道を7~8kmほど上るとワイメア渓谷展望台に到着した。マーク・トウェインが「太平洋のグランドキャニオン」と名づけたこの光景は風雨や流水で削られたさまざまな色や形の山肌が織り成す大地の彫刻と呼ぶにふさわしい代物であった。ワイメア渓谷展望台からさらに上り、550号線の終点のカララウ展望台の標高1200mの展望台からカウアイ島の優雅な山並みと太平洋のハーモニーを堪能した後、コケエ州立公園のコケエ博物館の周辺の芝生でコケエコッコと放し飼いにされているニワトリを追い回しながらゆったりとした時を過ごしていた。

島の西部のワイメア州立公園を思う存分堪能させていただいた後、今度は一転して東部に位置するワイルア州立公園まで移動することにした。島の東海岸に注ぐワイルア川周辺は、太平洋を渡ってきた人々が最初に住みついた場所でハワイ先住民のふるさとと言える。「王者の道」と呼ばれる580号線を上るとオパエカア滝という約20mの高さから流れ落ちる滝の眺望も目にすることが出来る。

5月29日(土)

シェラトンカウアイリゾートをチェックアウトするとポイプビーチの西のはずれにある潮吹き穴に向かった。ここは溶岩のトンネルに波が流れ込んで、岩場の穴から潮水を吹き上げると同時に、別の穴から空気を押し上げ、「シュー」という豪快な音をたてて観光客を喜ばすスポットである。

その後ポンティアック車は海岸線東回りの56号線でノースショアを目指した。島の最北部のハエナというところから車は通行できなくなってしまったので、適当に車を止めてあたりの散策に乗り出すことにした。そこはマサに隠れ家的な美しい白浜のビーチになっているはずが、駐車しきれないほどの車と海水浴客で賑わっていた。白浜から山を見上げると断崖絶壁の岩山沿いに北部の奥地に存在する数々の秘密のビーチにアクセス出来るトレイルが延びていたので1時間ほど歩いてみることにした。眼下に展開されるエメラルドグリーンの海はマサに未開発のオーシャンであり、ボ~っ波の音を聞きながら海を眺めているだけでも蓄積された疲労が癒されていくのが実感されるのだ。

カララウ展望台という南国のエデンの園のようなタロ芋畑を見下ろすことが出来るスポットからただただ美しい眺望を見物した後、プリンスビルというリッチなリゾート地域に紛れ込むことにした。ここにはアメリカの雑誌「ゴルフマガジン」でハワイ州No.1のコースと評されたプリンスコースがあり、総大理石作りのレセプションホールもまぶしいプリンスビルホテルには世界各国から金持ちのリゾート野郎が集まって散財していく人間模様を目の当たりにすることが出来る場所となっている。

キラウエアポイント国立野生動物保護区($3)というキラウエア灯台を中心とした崖っぷちに広がる海鳥たちの営巣地およびイルカや鯨等の海洋動物を双眼鏡で見学出来るファシリティから渡辺真知子系の口びるの大きい♪かもめがとんだ♪瞬間を見上げていると誰かがイルカを発見したらしいので早速双眼鏡を借りて眺めていたのだが、当然のことながら背中に城みちるは乗っていなかった。

ということで、アロハ航空の最終便にてハワイでもっとも景観の美しいカウアイ島を後にし、夜8時半頃ホノルル空港に着陸し、そこからThe Bus($2)にてワイキキ方面に向かった。ワイキキの入り口のDoubleTree Hotelに到着するとちょうど小腹が空いたのでワイキキビーチの近くで営業している「めちゃんこ亭」というラーメン屋でとんこつラーメンを発注したのだが、なんとここでは「笑点」にてさんざんまずいと宣伝されている喜久蔵ラーメンがOEM供給されていることが確認された。

5月30日(日)

早朝よりワイキキビーチの散歩と洒落込み、朝日に照らされるダイヤモンドヘッドと波に飲まれている朝練サーファーを見物した後、The Busにてホノルル空港に帰っていった。ANAのカウンターにてチェックインを試みると何と単にたくさん乗っていただいているという理由でまたもアップグレードされてしまったので軽く「ありがとう」と言いながらも心の中では♪ノース! イースト! サウス! ウエスト♪とNEWSの歌のリズムが軽快に刻まれていた!

天国に近い島カウアイ島

*ニワトリ天国カウアイ島

カウアイ島ではいたるところでニワトリが放し飼いにされており、人間がえさを与えるそぶりを見せると何と数10m先から羽を広げて飛んでくる光景も珍しくない。マサにニワトリ天国と呼ぶにふさわしい島なのだが、実際に車に轢かれて天国に直行しているニワトリも後をたたないのである。

*ヤシの木天国カウアイ島

カウアイ島では4階より高い建物の建立が禁止されている。それは成長したヤシの木の高さがビルの4階と同じくらいの高さになるからだ。

*リゾート天国カウアイ島

STARWOODのWEBサイトで予約したシェラトンカウアイリゾートであったが、チェックアウト時のBillの中に1泊につき$23ほどのリゾートチャージなるものがおどっていたので今後は心してリゾートに励もうと誓った次第であった。

*映画撮影天国カウアイ島

カウアイ島北部は数々の美しい風景を持っているため、絶好の映画撮影のロケーションとなっている。これまでにも「ジュラシックパーク」や「ジュラシックパーク2」等の幅広いジャンルの映画のロケ地となった実績を持っているのだ。

FTBサマリー

総飛行機代 \62,300

総宿泊費 $612.77

総レンタカー代 $114.37

総ガソリン代 $31.25

総走行距離 402マイル

総The Bus代 $4

協力 ANA、アロハ航空、ハーツレンタカー

筆者プロフィール(総統の部屋)

好きな食べ物: たこ焼き、ソフトクリーム

好きな歌手: 桜田淳子(統一教会に入る前)

好きなスポーツイベント: バレーボール国際大会(ジャニーズ事務所の新人の前説付き)

好きな官公庁: 財務省

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