FTB炎の離島デスマッチ第?弾 in マウイ島

アロハ マサよ! ハワイ湯!!

ということで昨年末にハワイ島を制覇し、カメハメハ大王にもその実力を認められつつあるFTBであるが、今年はさらに近隣諸島を制覇すべく活動を開始した今日この頃である。ところで丸井の立地条件は駅のそばというのが定番であるが、マウイはハワイ島のそばに位置している。ところがマウイ島はマルイ島ではなく、火山活動により2つの島がくっついて形成されたひょっこりひょうたん島なのである。

2003年2月7日(金)

JALのマイレージが余っていたのでマサであれば6~7万かかるところを私はただで成田-ホノルルの往復航空チケットを手に入れていた。トロピカルなリゾッチャ紋様を機体にあしらったB747-SR/LR機、JL074便は定刻21時45分に離陸すると6時間程度のフライトで午前9時半頃にホノルル空港に到着した。約2時間後にアロハ航空マウイ島カフルイ空港行きの島内便に乗り換えると正午過ぎには念願のマウイ島に上陸することが出来た。

JCBトラベルに次いでFTBの子会社として認定されつつあるパシフィックリゾートに日本で予約させておいたハーツレンタカーを空港でピックアップすると早速島の内陸部に向かって闇雲に車を走らせることにした。気が付くとSouth Mauiと呼ばれる沿岸部を走っており、マウイ島の新しいリゾート地帯であるワイレアから再び北上してビーチやゴルフ場、ホテル、コンドミニアムが連なるキヘイに到着した。

今回の宿泊地であるパシフィックリゾートに予約させておいたキヘイの入り口近くにあるMaui LUというリゾートホテルにチェックインし、2,3時間意識を失った後にWest Maui方面へのドライブに出発した。West Mauiの沿岸部には古き良き時代をしのばせるラハイナという町や史上最強のリゾート地であると言われているカアナパリ等のビーチリゾートが連なるように続いている。ところがリゾート地帯を抜けるとあたりは一変して土砂崩れの起こりそうな崖と海沿いの狭いクネクネ道が待っていた。しかし、熱帯雨林と青い海、青い空のハーモニーは絶景であり、これぞマウイ島の大自然の醍醐味であると思い知らされたのだ。

2月8日(土)

税金を使ってサンフランシスコに在住していた当時、ヨセミテを5回ほど見物したことがあるマサよ、君は太平洋にもヨセミテに匹敵する渓谷が存在することを知っているか!?ということで、文豪マーク・トウェインにして太平洋のヨセミテと言わしめたイオア渓谷州立公園に朝も早よから足を運ぶことにした。West Mauiの内陸部には古代からの火山活動と雨や風による浸食により、深く入り組んだ渓谷が形成されている。特にイオア渓谷の中でもイオア・ニードルと命名されている針のような尖峰は熱帯雨林の深い緑と青い空にマッチしており、神秘的な雰囲気を醸しだし、観光客を惹き付けてやまないオブジェとして君臨しているのだ。

お昼時にラハイナに立ち寄り、ノスタルジックなオールドタウンを散策することにした。ラハイナはカメハメハ大王の時代にはハワイの都だった町でその後は捕鯨基地として賑わい、捕鯨ブームが去った後はサトウキビのプランテーションで栄えた町であり、今では国立歴史保護地区の指定を受けて手厚い保護を受けているそうだ。

マウイ島観光のハイライトとしてハレアカラ・クレーターが君臨しているので午後から、ハレアカラ国立公園($10.-/car)に向かうことにした。ハレアカラとはハワイ語で太陽の家という意味で、標高3,030m、周囲約34kmのクレーターを持つ世界最大の休火山である。頂上まではレンタカーでもアクセス出来るので多くの観光客が寒さをこらえながら神秘的な色合いのクレーターとマウイ島全景の眺望を楽しんでいた。頂上からは80マイル南に位置するBig Island(ハワイ島)のツインピークスであるマウナケアとマウナロアが雲の上に突き出ている様子も垣間見ることが出来る。

また、頂上には天体観測のファシリティもあり、数多くの巨大天体望遠鏡が設置されていた。さすがに太陽の家にふさわしく頂上からのサンセットは神々しいおももちであり、天体観測とセットになった現地ツアーの参加者が皆同じ色の防寒具を着て涙(鼻水?)ながらにオレンジ色に輝く水平線の光景を目に焼き付けていた。

2月9日(日)

昨夕のハレアカラのサンセットの光景が目に焼き付いて離れないので今日は朝5時半に起床して再びハレアカラの頂上を目指すことにした。ハレアカラへの道は距離にしてわずか40マイル弱であるが、378号線あたりから勾配がきつくなり、急カーブの連続となるわけであるが、昨日のドライブの実績により、推定到着時刻を分刻みで計算していた私はサンライズの1分前にはクレーターの展望所に到着する予定になっていたのだ。しかしながら時差ぼけで体内時計が狂っていたせいか、私が到着した時間はなんとサンライズ後1分ほどの時間帯であり、丁度観光客が太陽光線からクルッと背を向けたタイミングであったのだ。しかしながら、朝日に照らされたクレーターを見るとここが「2001年宇宙の旅」のロケ地であったことも十分に納得させられた気がしたわけである。

なかば失意の内に下山を余儀なくされたわけであるが、日頃の行いが良いFTBには救いの神が待っていたのである。マウイ島は沿岸部のリゾート開発により数多くの観光客で日夜賑わっている島であるのだが、険しい地形ゆえ開発を阻まれた天国のようなビレッジが東海岸に存在している。

Heavenly Hana(天国のようなハナ)とはよく言ったものでここはカフルイ空港からわずか50マイルほどの目とハナの先の距離であるのだが、ここに到達するまでの道のりは617ものカーブと車が一台しか通れない56の橋を豊かな熱帯雨林と崖下に広がる太平洋を眼下にしながら長い時間をかけてドライブしなければならないのだ。アイルトン・タケオと言われるほどのドライビングテクニックを持ち、峠やシケインを猛スピードで通過することが出来る私であっても今回は3時間かけてはるばるハナまでやって来た。

ハナ湾の黒砂のビーチで地元の子供達が海水浴に興じている様子を見物した後、ハセガワ・ジェネラルストアという有名なよろず屋に立ち寄り、ハナ肇を銅像として着色することが出来る緑のペンキを買おうと思っていたのだが、すでに他界してかくし芸大会にも出れなくなっていたのでしょうがなく、ヤシの実で作ったお椀を購入してお茶を濁すことにした。

午後から再び3時間程度の時間をかけてハナからの道を引き返すことにした。途中島北部のカハナといううビーチパークで透き通るような海の上で強風を受けながらウインドサーフィンに興じている海の男(女)を見物することが出来た。ここはサーファーの聖地であるオアフ島のノースビーチに匹敵するほどのウインドサーファーにとっては重要なポイントだと言われている。

夕暮れ時に「究極のリゾート」「奇跡のリゾート」と言われている世界的に有名なカアナパリに到着した。カアナパリの中心地であるホエラーズ・ビレッジに車を止めると早速ビーチに乗り出すことにした。ここのビーチは砂は普通の砂場色の砂であるが、波は強く打ち寄せるため、波打ち際には25℃程の急角度が形成されていた。ここは芋を洗うほどの込み具合を見せているホノルルビーチよりも広く、人も少ないため、人々は余裕を持ってマリンスポーツにいそしんでいた。

カアナパリからラナイ島の後方に沈む幻想的な夕日を堪能した後、ホエラーズ・ビレッジ・ショッピングセンターを散策することにした。さすがに世界有数のリゾート地だけあり、多くのブランド物屋が軒を連ね、多くの金持ちそうな輩が買う気も無いくせにウインドショッピングに興じている様子だった。センターの3階はホエラーズ・ビレッジのミュージアムになっている。番場蛮の父親である土佐の漁師は自ら鯨の腹に入って腹破りをして鯨を捕獲していたのだが、ここではハワイ式の伝統的な鯨漁の手法を無償で学習することが出来るようになっている。

また、ビレッジには数件のレストランが出店しており、ハワイアンを聞きながら食事を楽しむことも出来る。尚、レストランの受付で予約を担当している女性は皆ハワイ出身の早見優を彷彿とさせる夏色のナンシー系のギャルであった。http://www.hayamiyu.com/J-bio.html

2月10日(月)

早朝6時55分の飛行機でマウイ島からホノルルに移動し、JAL075便にて帰国。リゾッチャビンゴの通算成績は0勝3敗と依然低迷状態である。

FTBサマリー

総飛行機代 ¥19,330

総宿泊費 ¥45,916

総レンタカー代 ¥18,105 + $31.68

総ガソリン代 $34.12

総走行距離 571マイル

次回はFTBJ「こいのからさわぎ」をお送りする予定です。マサよ必ず来いよ!もし来なかったら説教部屋!!

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