FTBJみちのくひとり旅2006 第2弾

♪たとえ~ どんなにぃ♪

ということで、秋も深まった今日この頃であるが、誰しも紅葉を見にいこうようという気持ちにさいなまれる瞬間があると思うが、どうせ見に行くなら日本の紅葉ランキングの1位に位置する奥入瀬渓谷に侵入し、正統派女優高木美保を那須高原に移り住むことを決意させ、その後農業派女優に変貌を遂げさせたその影響力が何であるのかの解明に乗り出すことにしたのだ。

10月28日(土)

ANA873便にて午前10時半過ぎに秋田空港に到着し、ニッポンレンタカーでスズキのワゴンRをレンタルすると早速秋田北部十和田湖方面にワゴンを引きずることにした。4時間弱のドライブでマウンテントラッド(http://www.mountaintrad.co.jp/)に予約させておいた日本秘湯を守る会の会員である日景温泉に到着したのは午後2時半を過ぎた時間であった。

秘湯ということで通常であればしなびたジジイ、ババアが老体に鞭打って受付作業を行っている旅館が圧倒的に多いことが予想されるのであるが、ここ日景温泉では秋田を代表する美人である桜田淳子とはタイプの違う桜田淳子に匹敵するアイドル若娘が♪よ~こそここへ♪といういでたちで迎えてくれてマサに野口五郎も度肝を抜かすほどの予想外の経験をすることが出来たのであった。http://www.mountaintrad.co.jp/akita/hkg/hikage/data.html

多少カビの香りがする広めの部屋にチェックインし、テレビがないという多少の不安感を楽しんだ後、早速総秋田杉造りの風呂場に参上し、アトピー等の皮膚病に良いとされる硫化水素を含む白濁したお湯に体を沈めることにした。明治26年に日景弁吉が開湯したと伝えられている日景温泉は「東北の草津」とも呼ばれ、三日の入湯で治癒する三日一廻りの霊泉として温泉の効果が広く知れ渡っていた。総ヒバ造りの大浴場は有害な硫化水素を十分拡散するために天井は高くとられており、一歩露天風呂に出ると森林に囲まれた山岳地帯により湯治と森林浴を同時に楽しむことが出来るように取り図られているのであった。

温泉で硫化水素というエネルギーが体内に満ち満ちてしまったのでそれを排出すべく矢立峠まで続く矢立遊歩道を散策することにした。樹齢400年前後の秋田杉が生い茂る日本三大美林である秋田杉林で十分すぎる森林浴を堪能すると丁度夕食の時間となった。秋田名物きりたんぽ鍋を食いながら郷愁に耽っていると温泉フリークおじさん二人組みが果敢にも話かけてきやがったので軽くいなしながら夜の9時前には床に着くという久々の健康的スタイルの生活を満喫することに成功した。

10月29日(日)

お約束の朝風呂アクティビティの後、田舎旅館の伝統的日本朝食を軽く平らげるとワゴンを転がす勢いでワゴンRに乗り込み十和田湖方面を目指した。古いソフトであるはずのカーナビ情報をうのみにしていると軽い獣道に紛れ込んでしまったが、何とか脱出に成功し、山岳地帯に広がるリンゴ畑を抜けると午前10時過ぎには奥入瀬渓流館に到着することが出来た。

十和田湖を源流とし、渓谷を14kmほど流れるその間に四季折々のすばらしい景色を現出させる奥入瀬渓流は日本最強レベルの紅葉の名所となっており、なるほどその渓流の景色ひとつひとつをスチール写真に切り取って見ると非常に幻想的な絵画となるのであるが、実際には渓流の脇を国道が通っており、ひっきりなしに流れる観光客の自家用車や観光バスのため、真の山岳地帯の渓谷美に比べると多少ありがたみが損なわれているのではないかと思われた。いずれにしても色とりどりの紅葉を見せる渓流や勢いよく水しぶきを上げる数々の滝を見ていると多忙な女優活動により自律神経失調症を引き起こした高木美保もそれなりに癒されたことは納得出来るのだった。

渓流の源流となる十和田湖は一大観光地帯の様相を呈しており、おびただしいほどの土産物屋の軒先にはイワナやホタテ、きりたんぽがジリジリと焼かれており、また、各種青森リンゴの見本市ともなっていた。十和田湖畔に高村光太郎の晩年の傑作である乙女の像が寒風吹きすさぶ気候にもかかわらず2体の裸像として絶好の記念写真スポットを提供していたのであるが像自体は何の変哲もない銅像だと思われた。

最後になりましたが、マサよ、内閣も変わったということでソフトバンク同様の予想外の消費税の引き上げを実行すると野口ゴロンボ刑事を笑殺するカマキリ男のカマキリ拳法が炸裂するぜ!!

FTBサマリー

総飛行機代 ¥20,200

総レンタカー代 ¥10,500

総ガソリン代 ¥2,945

総宿泊費 ¥9,500(2食付き)

協力 ANA、ニッポンレンタカー、マウンテントラッド

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