♪ア~ア~アアアアア~♪
ほたる、じゃなかった、マサよ~
東京という大都会で生活しているとだんだんと生活がたんちょうになってくるわけで、何か生活に変化を求めて通常であれば「ガリンコ号で行くガチンコ流氷ながれ旅ツアー(やらせなし)」の第3回が自然発生するこの時期でありますが、このたびは釧路に特別天然記念物のタンチョウ鶴を見物に来る事になったわけで・・・
1月24日(土)
日本列島を今年最大の寒波が襲ったのはほんの先週の出来事だったわけで、ANA741便にて午前中に到着した釧路も寒波の余波で氷点下5℃と冷え込んでいたわけで、早速ニッポンレンタカーで雪国仕様のカローラを借りて釧路湿原を目指すことになったわけで・・・
ラムサ-ル条約、正式名称を「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」によって保護されている釧路湿原国立公園は日本でも有数のタンチョウの生息地兼繁殖地になっているわけで、特に給仕を行っている冬の時期は給仕場で数百羽の鶴がダンスを行っている姿は自然写真家に絶好のシャッターチャンスを供給するわけで、とりわけ、紅白歌合戦をリストラされた日本野鳥の会員はこの時期には必ずここを訪れなければならないわけで・・・
空港から30kmほど北に走った鶴居村の鶴見台という場所はタンチョウが集まる撮影ポイントとして有名なわけで、毎日ホームページでタンチョウの情報を更新しているタンチョウマニア達が、厳しい寒さにもめげずに望遠鏡でタンチョウの数をカウントしてノートに記録するという短調な作業が淡々と進められているわけで、途中で観光バスに乗ってやってきた中国人観光客たちも真っ白な氷原上で繰り広げられている優雅な鶴のダンスに感動しているような中国語をしゃべっているわけで・・・
あいにく、鶴居村唯一の温泉宿である(財)日本野鳥の会協定旅館であるグリーンパークつるいは満室のため宿泊出来なかったわけで、仕方なく、温泉宿を求めて内陸に向かい、凍てついた摩周湖を見ながら凍った体に活力を取り戻すためにソフトクリームを食べることになったわけで、その後訪問した硫黄山と屈斜路湖の砂湯へ向かうコースはありきたりの観光コースだったわけで、いつも私の後を中国人観光客が追いかけてくるというパターンに悩まされたわけで、それでもなんとか屈斜路湖岸の白鳥の面倒を見ることが出来たわけで、結局いつも泊まっている川湯温泉の国民宿舎に逃げ込み中国人の集団を巻くことに成功し、今日一日を無事に過ごすことが出来たわけで・・・
1月25日(日)
川湯温泉を発って、弟子屈を抜け、国道243号線を東に向かい、カローラのカーナビが繰り出す「そろそろ2時間です。休憩しませんか?」という声を無視して根室方面に走っていると段々と「北方領土を返せ!」、「島は奪われた!」という物騒な看板が増えてくるわけで、日本最東端の岬である納沙布岬にお昼前に到着したわけで・・・
納沙布岬は日本で一番最初に朝日が見られる場所として有名なわけで、またここから目と鼻の先には北方領土があり、そこにはロシア人が暮らしているのかと思うと何故か不思議な気分になってくるわけで、北朝鮮問題ばかりでなく、鈴木宗雄亡き後、誰か北方領土問題も真剣に考えてくれる議員が必要だと思われるわけで・・・
根室市の南部に落石という町があり、かけおちするには最適な物悲しい雰囲気を醸し出している所だと思ったわけで、その辺で新巻鮭でも買って、適当に歩いている女子に向かって田中邦衛調で「ほたるゥ、いつでも富良野に帰ってくんだぞぉ~!」と叫ぼうかと思ったのですが、あいにく鮭が売ってなかったので断念せざるを得なかったわけで・・・http://www.kitanokunikara.net/ (北の国から名セリフ集/95秘密、下から2番目)
根室から落石を抜けて海岸線に沿って走る道路は美しい断崖風景が楽しめる観光道路なわけで、厚岸という町の道の駅で名物のカキの柳川風どんぶりとソフトクリームで腹ごしらえをして釧路への帰路を急いだわけで、午後4時を過ぎると真っ赤な夕陽が沈んでいく風景が美しいわけで、そのまま5時30分発のANA744便に搭乗する前に空港で夕張メロンソフトクリームを衝動食いしてしまったわけで、何となく次の日の月曜日はお腹の調子が悪くなったと感じてしまったわけである。
総飛行機代 \2,600
総レンタカー代 ¥10,500
総ガソリン代 \3,562
総走行距離 508km
総宿泊費 \6,500(2食付き)
次回予定:鋭意検討中なわけで・・・