FTBJ炎の離島デスマッチ第?弾 in 久米島(出来るだけニュースです!)

ザ・ベストテンから久米宏を引き抜き、1985年10月7日に鳴り物入りでスタートしたニュースステーションも18年目を迎え、そろそろ方向転換を余儀なくされていることと予想される。マンネリ化を打開するために「世界の車窓から」にFTBネタを取り入れた特集を毎週月曜日にお送りするプランをテレビ朝日に売り込むために久米宏にゆかりのあると思われる久米島を訪問することにした。

3月8日(土)

6:55発ANA991便那覇行きに搭乗すべくいつものように朝4:00過ぎに起床し、電車を乗り継いで羽田空港に向かった。10時前に那覇に到着し、乗り継ぎまで2時間半程度の時間を持て余していたので「いこうよ、おいでよ沖縄」キャンペーンが主催し、空港のみやげ物売り場近くの広場でとり行なわれている琉球伝統芸能を見物させていただいた。数ある演目の1つに獅子舞の乱舞があり、2人がかりで獅子舞をあやつり、一糸乱れぬ呼吸でかぶりつきで見物していたギャルの前に転がり込み、渡辺真理系のギャルを恐怖のどん底に落とし入れている様子にしばらくの間見入っていた。

JALの子会社であるJTAが運航するNU211便に乗り込み、久米島に到着したのは午後1時を過ぎた時間だった。空港バスで久米島を代表するイーフビーチに移動し、全日空ホテルズが誇るリゾートホテルである久米島イーフビーチホテルにチェックインした。このホテルは社会人野球チームや大学野球のスプリングキャンプによく使用されるホテルらしく、この日も中央学院大学硬式野球部に歓迎の意を表した垂れ幕が誇らしげに垂れ下がっていた。また、ホテルの敷地内にはANAのロゴが入ったエアードームが設置され、雨の日でも厳しい練習が出来るように配慮されていた。

ホテルの部屋はすべてビーチに面しており、松田聖子も推薦する渚のバルコニーが各部屋に設置されていた。バルコニーからは♪ラベンダーの夜明けの海♪は見えないものの、七色に変化する美しい遠浅の海を目にすることが出来る。海を眺めつつこのまま昼寝の体制に入りたいと一瞬思ったのだが、今回は久米宏以上に出来るだけニュースをお伝えする使命を負わされていたので仕方なく取材に繰り出すことにした。

潮風にさらされて醜く錆びてしまっているママチャリをレンタル(¥1,000/2h)すると早速、奥武島海岸に向かった。マサよ、君は畳石という奇岩を目にしたことがあるか!? 畳石とは県指定天然記念物に指定されている奇岩群で火山の奇跡により、5角形や6角形の石、約1,000個がたたみかけるように白い砂浜に敷き詰められている世界的にめずらしい岩石群である。

ウミガメをサカナにして海洋汚染に対する警告を発している久米島ウミガメ館(\300)が畳石の近くでひっそりと開業していたので入館することにした。正面玄関の自動ドアが開くといきなり館長の大役を仰せつかっている浦島太郎ロボットが九州弁で「裏閉まっとったろう?」と言う代わりにここでの見所を簡単に紹介してくれる仕掛けになっていた。太郎曰く世界の海には8種類のウミガメが生息しており、そのうちの6種類が日本に上陸して産卵をしているそうなので決していじめたりしないでくれと申していた。ここではアオウミガメやアカウミガメやタイマイの小亀や親亀が水槽の中で飼育されており、中でもタイマイは甲羅の美しさからベッコウに加工され、大枚はたいて売りさばかれてきたという忌まわしい歴史を持っているそうだ。

3月9日(日)

お天気です。昨日は一日曇り空で気温は17度までしか上がりませんでしたが、今日も雲が多く、時折晴れ間が覗く程度ですっきりしない天気でしょう。

続いてスポーツです。数多くの陸上短距離オリンピック選手を輩出した東海大学陸上部は裏腿のハムストリング筋を鍛えるために砂浜での裸足のダッシュを推奨しておりますが、今日は朝からそのトレーニングをイーフビーチの白砂浜上で実践いたしました。イーフビーチは日本の渚百選にも選ばれている砂浜で波打ち際にはサンゴのかけらや貝殻も多く含まれているものの波の届かない場所では木目の細かい砂の上を走り回ることが出来ました。

出来るだけニュースです。

*今日午後12時頃、久米島で最も恐ろしい観光スポットであるおばけ坂を訪問しました。おばけ坂は一見登りのように見える坂が実は空き缶やタイヤのホイールを置いていると自分が意図する方向とは逆方向に転がってしまうということであたりにはおびただしい数の空き缶が散在しており、また、実験用と思われる車のホイールが無造作に転がっていました。尚、「桜坂」で多額の印税を手にした福山雅(マサ!)治が新曲「おばけ坂」で2匹目のどじょうを狙っているのではないかと地元の人は戦々恐々としている模様です。

*子宝に恵まれない女性が拝むとご利益がある女性の神様であるミーフガーが島北部に君臨しています。久米島ではこのミーフガーに相対するガラサー山という男性のシンボルの形を持った小島もあり、そんじょそこらの大人のおもちゃ屋では太刀打ち出来ない自然の造形美を醸しだしています。

*国指定重要文化財に指定されている五枝の松は高さ4mの琉球松でありますが、3本の枝が地を這うように伸びている様はマサに自然が造り出した盆栽と言えるでしょう。

*ヤジャ・ガマという久米島唯一の鍾乳洞(¥800)に入ろうとすると入り口近くで壺に入った人骨をライブで見ることが出来、恐怖で背中が凍りつく感覚を覚えます。これは風葬の名残だそうで決して未解決の殺人事件ではありません。

*イーフビーチの次ぎに有名なアーラ浜は干潮になるとアーラ不思議!さんご礁が海面から出現し、七色の浜を形成します。

次週の特集は第2回ガリンコ号で行くガチンコ流氷ながれ旅ツアー(やらせなし!リベンジ編)を網走、

紋別からお送りする予定です。

最後に為替と株価をご覧いただきながらお別れします。日本経済は財務省の失政のために立ち直れない状態なのでマサを生贄として供える必要が出てくるでしょう。

FTBサマリー

総飛行機代 ¥11,000

総ホテル代 ¥ただ(ANAご利用券利用)

総バス代 \540

総レンタカー代 ¥9,760(ガソリン代込み)

総レンタサイクル代 ¥1,000

協力 ANA、JAL/JTA、全日空ホテルズ

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