ゲゲゲのFTB&大山

♪ゲ・ゲ・ゲゲゲのゲェ~ 夜は銀座でうんどうかぁい♪(by 財務官僚)

マサよ、君はマサか♪楽しいな たのしいなぁ♪と歌いながら夜な夜な公的資金を使って北の新地で飲んだくれていないだろうか?

6月16日(土)

というわけで、午前7時10分発ANA811便米子行きに搭乗すると1時間ちょっとで現地に到着し、ニッポンレンタカーでマーチをレンタルすると行進する勢いで町に繰り出すことにした。

マサよ、君は目玉おやじを観光の目玉にしているマイナー都市の存在を知っているか!?

ゲゲゲの鬼太郎の作者水木しげるを輩出した鳥取県の境港市に水木しげるロードが開設されている。その起点となる境港駅は鬼太郎の像を抱いたおばけのポストを設置し、妖怪列車まで走らせている力の入れようである。駅から水木しげる記念館まで続く約800mの道筋には120体もの妖怪ブロンズ像が鎮座し、妖怪神社は参拝客を「何かようかい?」と待ち構えており、周辺の店では例外なく妖怪グッズが高値で取引されているのだ。ロードの終点である水木しげる記念館(¥700)に満を持して入場させていただくことにした。展示品は水木しげるの生い立ちから始まり、しげるが世界中で収集した妖怪コレクション等がところ狭しと並べられており、鬼太郎、目玉おやじ、ネズミ男の秘密のすべてが解明出来るように取り図られているのである。

境港市から中海と日本海がつながる海峡にかかる橋を渡り、風光明媚な美保関に向かった。名物イカ焼きをしきりに売りつけようとする明るい漁村民おばさんの攻撃をかわしながら高台にある美保関灯台に到着し、遠く対岸にそびえる大山の勇姿をうっすらと確認することに成功した。

マーチで中海、宍道湖の沿岸を走りぬけ、島根県にある古代日本を形造った出雲大社に向かった。大国主大神で知られる出雲は神話の国として有名でその中心的存在である出雲大社は古事記、日本書紀に数々の逸話が記録されている。須佐之男神に退治された8頭の蛇である「やまたのおろち」は用意された8つの酒樽に入っている酒を飲み、へべれけになったところを討ち取られたそうであるが、これは現代における財務完了を酒で接待し、酩酊状態になったところで優遇を得るという策略に見事に引き継がれているのではないかと思われた。

神楽殿には巨大なしめ縄がぶら下がっており、観光客は下から硬貨を投げてしきりにしめ縄に食い込ませようと躍起になっていたのだが、硬貨が刺さっても何の効果ももたらさないではないかと懸念された。また、広い神社を歩いていると喉が渇いたのでジンジャエールでも飲もうと思ったが、売ってなかったのでコーラで我慢しておいた。出雲大社の隣に島根県立古代出雲歴史博物館(¥600)が観光客の流れを待ち受けるようにオープンしていたので覗いてみることにした。ここでの最大の見所は平成12年に発掘された壮大ないにしえの御本殿の御柱の遺物であり、このサイズをもとに巨大神殿を復元した天にも登るような縮尺模型もそびえているのである。

再び鳥取に戻り、米子市にほど近い皆生温泉の岩崎館に宿を取ることにした。この地帯の温泉宿は田舎の何の変哲もない温泉であるにもかかわらず全体的な相場が高いことだけが印象に残ってしまった。

6月17日(日)

大山隠岐国立公園のシンボルとして中国地方の最高峰の大山がそびえているので接近を試みることにした。まずは登山の起点となる大山自然科学館で簡単な情報収集を行った後、夏山登山道を制覇すべくスタートを切ることにした。登山道は急峻であるものの整備が行き届いており、火山系の岩石がすべり落ちてきて罪のない登山者を傷つけないように針金の網で覆われている部分もあり、8合目くらいからは木道が整備され、それが頂上まで続いていた。一般ピープルであれば4時間以上かかる山道をわずか2時間で弥山山頂(1709m)に到達し、通行禁止になっている剣が峰(1729m)への馬の背状の危険なルートに入り込んでいるルール無用の登山者をけしからんと思いながら、1時間ほど頂上からの景色を堪能させていただいた。

下山ルートは夏山登山道から途中で大神山神社方面に向かうルートに切り替え、静寂の中に佇んでいる奥宮本殿を見物しながら山岳仏教の修験道に思いを馳せることにした。さらに下ると天台宗別格本山角磐山大山寺(基本志納額¥300)に到着した。奈良時代に開山された大山寺は体力不足で大山山頂を目指すことが出来ない輩の格好の気休め観光スポットになっている様子で境内にある鐘を撞いて皆憂さを晴らしているかのようだった。

大山自然科学館まで戻ってくると地元のアルバイト学生と思われるギャルに鳥取県の観光に関するアンケートを頼まれたので仕方なく対応することにした。観光地としての鳥取県の魅力を高めるためにどうすればよいかを模索しているようだが、とりあえず財務省からの天下り資金に甘えることなく「がんばれ!」と言っておいた。

総飛行機代 ¥400

総レンタカー代 ¥10,500

総ガソリン代 ¥2,006

総宿泊費 ¥14,070

協力 ANA、ニッポンレンタカー

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