FTB天然資源ブル行きツアー in ブルネイ

マサよ、君はD和証券が肉弾接待の切り札として当時の人気AV女優であったムニュ夢乳系の村上麗奈(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E4%B8%8A%E9%BA%97%E5%A5%88)をブル行きさんとして天然資源豊富なブルネイに送り込んでいたという驚愕の事実を知っているか!?

しかもD和証券の新卒入社で早くもトップセールスかつ幹部候補として活躍していた総統が将来その任務に当たっていたかも知れないという甘くせつないおまけまでついているのだった!!!

というわけで、天然ガスや石油の豊富なブルネイがその資金運用先の選定条件として国王の接待を重視していたという事実を解明するためにわざわざブルネイまで足を伸ばさなければならなくなったのだ。

11月20日(木)

♪Love is the mistery~ 私を呼~ぶのォ~♪   ♪愛はミステリー~ 不思議なち~からで~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♪

ということで、中森明菜がスポンサーになっているはずの成田空港第一ターミナルの北ウイングに登場し、自動チェックイン機を導入したことが仇となり、行列の出来るチェックイン相談所を作ってしまったノースウエストカウンターで30分以上かけて搭乗券を入手すると、ノースウエスト航空のマイレージが余っていたのでマサであれば6~7万くらいかかるところを私は燃油代の支払いだけで搭乗出来るNW0011便に乗り込んだ。早速機内の飲み物サービスでビールでも飲もうかと思っていたのだが、何とアルコール飲料は$5もの大金を徴収されるという驚愕の事実に直面したため、円高のご時勢にもかかわらず断念せざるを得なくなってしまったのだ。

しかたなく不貞寝をしながら機内で5時間程やり過ごすと飛行機は午後10時前に香港国際空港に到着した。空港からバスで今日の宿泊先である楽天トラベルに予約させておいたIbis Hotelが位置する北角に移動し、近くのセブンイレブンで購入した機内よりも安いビールでようやく溜飲を下げることが出来たのだった。

11月21日(金)

香港国際空港に早めに到着し、空港で裏の仕事を軽くこなしながら時間潰しを行った。午後12時過ぎにチェックインしようと思って香港ドラゴン航空のカウンターに行ったのだが、この便はロイヤル・ブルネイ航空とのコードシェア便なのでここではチェック・イン出来ね~ぜと言われたのでロイヤル・ブルネイ航空のカウンターに移動した。そこで目にした文字はブルネイに麻薬を持ち込んだ輩は最高で死刑に処せられるというプレッシャー警告であった。

午後3時20分発のKA1636便は定刻通りに出発し、3時間ほどで雨のバンダル・スリ・ブガワン国際空港に到着した。空港からタクシー(B$25)で今日の宿泊先であるシェラトン・ウタマホテルに移動し、イスラム教国のため酒が飲めないという絶好のアル中更正ファシリティのような雰囲気で裏の仕事の残務をこなしながら松山千春を彷彿とさせる♪長い夜♪を過ごすこととなったのだった。

11月22日(土)

昨晩の雨模様とはうって変わって朝から晴天に恵まれたので早朝よりブルネイ・ダルサラームの首都バンダル・スリ・ブガワンの散策に乗り出すことにした。ホテルを出て運河沿いを歩いていると魚や野菜を売っているオープンマーケットが開かれており、原住民は水上タクシーで乗り付けて生活必需品を買い込んでいた。また、水上タクシーのドライバーはしきりに観光客を水上観光に勧誘すべく余念がない様子であった。

バンダル・スリ・ブガワンは総人口の約5分の1の7万人が暮らすブルネイ最大の都市であるのだが、ダウンタウンといえども高層ビルはなく、日本製や韓国製の車はそれなりに走っているのだが、バイクや自転車は見られず人の数もそれほど多くないのでブルネイ国内を恐怖でブルブル震えながら歩き回る必要はないのである。

街の中心には通称オールド・モスクと言われるオマール・アリ・サイフディン・モスクが異様な存在感を示しており、その周辺に2つのショッピングセンター、国会議事堂、緑の芝生が敷き詰められたサッカー場が配置されており、とてもここがボルネオ島であるとは思えないほど整然とした街づくりとなっているのだ。

豪華絢爛な王室宝物・資料館としてロイヤル・レガリアが白いドーム型の屋根を尖らせているので観光バスで乗り付けた欧米観光客に紛れて入ってみることにした。内部の床にはぶ厚い絨毯が敷き詰められており、式典などで使用されるはずの豪華な装飾が施された大八車系の引き回し車や国王の即位行列を再現した一行が今にも行進をはじめそうな勢いで立ちはだかっていた。また、国王の生い立ちやブルネイ・ダルサラーム独立の歴史や国事遂行の様子などが写真やパネルで紹介されているのだが、その中に村上麗奈の亡霊が写りこんでいないか血眼になって探したが、とうとう見つけることは出来なかった。

酷暑のボルネオ島の強い日差しを避けるためにいったんホテルにエスケープし、気温がピークとなった午後の時間に徒歩で40分かけて王宮を目指すことにした。イスタナ・ヌルル・イマンという正式名称を持つこの王宮は金満ブルネイの象徴的な箱物であるのだが、一般公開されていないため村上嬢以外の日本人は決して招かれることはないであろうことは容易に想像出来るのだった。

夕暮れ時を迎えたバンダル・スリ・ブガワンはモスクから礼拝を呼びかけるアザーンにより幻想的な雰囲気に包まれることになる。西の空が夕暮れから夕闇、さらに暗闇に移行するにつれて見事にライトアップされたオールド・モスクが徐々にその輝きを増していき、イスラム世界の神秘を醸しだして行くのであった。

11月23日(日)

マサよ、君はカンポン・アイールという言葉を聞きなれていないだろう!!

それはアンポンタンでも志村けんのアイ~ンでもないということは当然だぜ!!!

ということで、ブルネイには約150年もの歴史を持つという世界最大の水上集落がカンポン・アイールという名称で3万人以上の居住者を抱えながら、一大水上都市としてブルネイ川を潤しているのだ。

というわけで、ブルネイ川沿いの堤防を歩いているといくつかの階段状の水上タクシー乗り場があり、原住民を対岸から渡してきた運転手は一様に観光客を高値で水上集落観光へ導こうと躍起になっているのだ。しかし、一部の運転手は陸上で積極的に客引きを行っていたので、私もついつい30分の水上集落観光コースにB$20を支払って参加せざるを得ない状況に陥ってしまった。

交渉が成立すると早速日本製のモーターボートエンジンを背面に配備した木製のボートに乗り込むと肥満気味の少年が見習いガイドをする水上ツアーがスタートした。暴走族並の猛スピードで行き交うボートを交わしながら、少年はブルネイ川に浮かんでいる集落のファシリティの紹介をモーター音にかき消されながらも果敢に行っていた。

集落にはいくつかの学校、消防署、モスク、病院、レストランをはじめ、給油を行うShellのスタンドまで浮かんでいやがった。ところでブルネイ政府は安全性の問題から水上住民に陸地への移住を奨励し、好条件で公団住宅への上陸を促し、その隙にブルネイ川を埋めちまおうとしているらしいが、水上住民のミズスマシ魂がそれを潔しとせず、頑として移住を拒絶していると言われている。

ガドンというダウンタウンと空港の間に君臨する新しめのショッピングセンターに紫色のバスにって、恒例の買う気もないのに行ってみることにした。敷地にはホテルとショッピングモールの複合施設が2つあり、そのうちの新しいほうでは隣国マレーシアへの旅行を誘致する民族歌謡のショーが行われていた。

ショッピングセンターの近くにニューモスクと言われる国王の個人資産で建立されたジャミヤシル・ハサニル・ボルキア・モスクがその巨大なミナレットを天高く突き上げていたので近くまで寄って見たのだが、中に入れそうもなかったので断念した。そのかわりにダウンタウンに戻り、特定時間のみ観光客にも開放されているオールド・モスクに入って見たのだが、入り口を管理する太っちょのおっさんに黒ずくめのガウンを着せられ、決められた絨毯の上だけを歩くように高慢に指示されてしまった。しかも私が経路を若干はずれた事実を発見すると見る見る不機嫌になり、レッドカードをもらうような勢いで退出せざるを得ないような状況になってしまったのだった。

11月24日(月)

昨日オールド・モスクでレッドカードをいただいたので今日はブルネイから退場しなければならないということで、ダウンタウンからバスで空港に移動し、午前11時30分発のKA1635便に乗り、そそくさとブルネイを後にした。

午後2時過ぎに香港に到着し、ホテルチェックイン後、イスラム教戒律の厳しいブルネイで飲めなかったビールをやけ酒の如くあおり、レッドカードの出場停止期間があけるのを待って香港の繁華街に繰り出すことにした。スターフェリーで香港島から九龍に渡ったときにはとっぷりと日も暮れており、アチョー!のポーズを決めたブルース・リーもクリスマス・イルミネーションの光を怒りの鉄拳に反射させていたのだった。

11月25日(火)

午前8時30分発のNW0012便に乗り、午後1時過ぎに成田に到着、村上麗奈も村上ファンドももはや過去の物だという郷愁にかられながら流れ解散。

FTBサマリー

総飛行機代 ノースウエスト航空 =\12,310, ドラゴン航空 = HK$3,622.-

総宿泊費 香港 = HK$1,166, ブルネイ = B$496.73 (B$1 = \66)

総香港バス代 HK$160

総香港フェリー代 HK$3.2

総香港地下鉄代 HK$6.0

総ブルネイタクシー代 B$25

総ブルネイ空港税 B$12.0

総ブルネイバス代 B$2.0

協力 ノースウエスト航空、ドラゴン航空(ロイヤル・ブルネイ航空)、スターウッド、楽天トラベル

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