FTBJ宮崎をどげんかせんといかんツアー

マサよ、君は君なりに財務省をどげんかせんといかんと思いよったことがあるとか!?

それともそのまんまでお茶を濁そうと思っちょるわけですか?

なしか?(http://www.yatsushika.com/nashika/index.html)

ちゅ~こって、宮崎をどげんかせんといかんを合言葉に県知事に当選し、なおかつ流行語大賞を受賞しよった宮崎県がほんまにどげんかなりよるんか確認ばせんといけんと思いよったけ、飛行機ば飛ばして行ってみることにしたんよ。

3月1日(土)

午前7時20分発のANA601便に搭乗すると9時半前に宮崎空港に到着し、早速ニッポンレンタカーでスズキの小型車ばレンタルするとその足で日南方面へ向かうことにしたばい。日南市の絶壁の洞窟の中に鵜戸神宮という神武天皇の父君を主祭神として祀っとる神社が君臨しとるけ見学ばかますことにした。青い海が目前に迫る絶壁際の階段を降りよったら、その終点に紅色の鳥居に守られた洞窟神社がその霊験あらたかな姿をあらわしよった。ここは安産の神様としても知られちょるごともあり、巨乳系のおちちいわから滴り落ちる水滴ば使って作りよった「おちちあめ」が有名なごとある。

かつて新婚旅行のメッカと言われた宮崎でいっちゃん有名な観光地と言えば青島と言われとるけん、その実力がどがいなものか見に行きよった。歓迎読売巨人軍の横断幕がかかっちょる青島グランドホテルの裏から夏は海水浴客で溢れかえる青島ビーチづたいを歩いとると今では廃墟となっとるリゾートホテルに見下ろされ、ほんまに宮崎をどげんかせんととんでもないことになりよるという危機感が湧いてきたごとある。

酵素パワーよりも汚れば落とすことが出来ると言われとるかも知れん鬼の洗濯板で名高い波蝕海床を見下ろしながら50mほどの橋ば渡り切ると青島に上陸したけ、早速島の中央の青島神社に侵入して巨人軍がクライマックスシリーズで3連敗せんように願をかけようと思っとったが、すでに原監督以下巨人の選手たちの絵馬が飾られ取ったけ、余計なことはせんことにした。また、予想はしとったが、東国原知事の「どげんかせんといかん」絵馬も存在感ば示しとるごとあった。

東国原がそのまんま仕切っちょる宮崎県庁に行きゃ~やつの等身大の写真ば入り口に飾っとると聞いちょったけ、フライデーば襲撃する勢いで県庁に行ったんやけどすでにタケオ軍団におけるマサのような役割を果たしよったかつての毒は抜かとるんやないかと思えるほどの作り笑顔でお茶ば濁されとる感じがしよった。

宮崎県庁の訪問でマグマが溜まったような感覚を覚えたけん、宮崎ば一旦後にし、熊本県を仕切っちょる阿蘇の麓に広がる内牧温泉に向かった。そこに与謝野晶子、鉄幹も常連客やった蘇山郷いう名門温泉宿があったけん、そこに乗り込み100%源泉掛け流しの湯に浸かった後に、乱れ髪も気にせんでいいごと一晩中くつろぎよった。

3月2日(日)

寝癖が織り成す乱れ髪も気にせんと与謝野夫妻に別れば告げ、蘇山郷を後にした。巨大なカルデラの中心に位置する内牧温泉から9kmばかり山ば登ると阿蘇の外輪山の突端に大観峰と呼ばれる阿蘇五岳ば一望出来る展望所があったけん、そこから朝日に照らされた山々の神々しい姿ば拝んどると再びどげんかせんといかんという気持ちが湧き上がってきたけん、再び宮崎に戻ることにしたとばい。

とある土産物屋で額の広か面長のキャラクターばあしらった本格いも焼酎ば売りつけようとしよったけん軽く寄って見るとその銘柄は東国原やったけん、そのまんまこげなところにも進出しちょるんかと思いよったばい。

宮崎の代表的な観光スポットとして見逃したらいけんと言われとる高千穂峡に到着した。高千穂峡は阿蘇溶岩の侵食で出来よった高さ80mから100mにも及びよる柱状節理の断崖やけん非常に神秘的なごとある。千古の謎を秘めた深淵はエメラルドグリーンの水ば湛えちょり、散歩道も整備されとるけん引き込まれそうになる深淵ば見下ろしてひやひやしながら景色ば堪能するところたい。

高千穂峡ば紹介しよる写真で真名井の滝が写されよるごとあるが、観光用のボートに乗ってボ~と行きよったら、修行ばするごと滝に打たれることになるけん、気いつけんといかんばい。散歩道はそのまんま高台の高千穂神社に続いとるんやが、台風で通れんごとなっとるけん、自動車道ば迂回して表参道から高千穂神社に参ることにしたんよ。神々が住み着いとるごとある高千穂神社には樹齢800年のほんなこつ大きか杉の木が生えちょり、その魂ば感じられるごと神々しか雰囲気ば醸し出しとるばい。

高千穂峡に付属ばしとる淡水魚水族館(¥300)で鮒やら鯉やら岩魚を見ながら阿蘇山系の淡水魚の生態ば学習した後、なしかわからんが、再び熊本県ば向かって車ば転ばすことにしたたい。

マサよ、君は日本最大のアーチ式水道橋が熊本の片田舎にひっそりとただずんどるのを知っと~や!?

そげんことで、嘉永7年(1854年)、水不足に悩む白糸大地に水を送るため、矢部の惣庄屋・布田保之助によって造られよった日本最大のアーチ式水道橋である通潤橋ば見にいったと。当時の土木技術ば結集して建造されたアーチが織り成す造形美もさることながら、定期的に行われよる放水もかなりの迫力んごとある。また、通潤橋の周辺には自然の遊歩道が形成されており、五老ヶ滝はこじんまりとしっちょたが意外と美しか滝やったばい。

熊本南部から宮崎空港まで帰る道すがら台風により国道が崩壊し、通行止めで迂回せんといけんところがいくつかあったちゃ。道路特定財源が無くなると新しい道路の建設のみならず修理や整備もままならんごとになるけん東国原もがんばらなあかんと思いながら宮崎ばあとにしよった。

総飛行機代 ¥12,100

総レンタカー代  \12,600

総ガソリン代  \5,719

総高速代 \4,200

総走行距離 610.7km

総宿泊費  \13,800

協力 ANA、ニッポンレンタカー、楽天トラベル

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