マサよ、君は人より牛の数が多いモ~モ~ランドに上陸し、♪い~ま何時?♪ ♪ビーフあじ(時)♪というようなゆったりした時の流れを実感したことがあるか!?
12月15日(土)
午前6時35分発ANA993便にて沖縄入りし、さらにANA1763便に乗り継ぎ午前11時前に石垣島に到着した。早速予約しておいたスカイレンタカーでスズキのワゴンRをレンタルすると石垣島を代表する観光地である川平湾に向かった。日本で唯一の黒真珠の養殖で名を馳せている川平湾の駐車場には観光シーズンオフにもかかわらず多くの観光バスが停泊していた。
展望台から青く透き通る海と緑の島々の織り成す絶景に見とれた後、川平湾くんだりまで来てグラスボートに乗らなければ川平湾に来たことにはならないと言われているグラスボートに乗り込むことにした。尚、ボート会社は3社程競合しているため、一番活気のありそうな「まりんはうす ぐるくん」を選択し、¥1,000の乗船料を支払って浜に向かった。浜にはすでに宮里顔をしたおに~さんと色黒のおね~さんが待機しており、出航するとおね~さんが「いってらっしゃ~い!」という高い声で送り出すシステムになっていた。
船がポイントに到着すると船底に張られたガラス越しに百花繚乱のサンゴ礁群が姿を現した。恒例の枝サンゴやテーブルサンゴのみならずここにはブヨブヨ系のものやポテト状のものまでありとあらゆるサンゴの実態を観察出来るのだ。イソギンチャクにはオレンジ色の熱帯魚であるクマノミがしきりに出入りしており、ウミヘビはその縞々ボディをくねらせていた。さらに船は進むと財務官僚の2枚舌をほうふつとさせる二枚貝が生息するポイントに到着した。ここでは船のエンジン音を聞きつけておびただしい数の熱帯魚が集まって来ており、宮里顔のおに~さんはここの魚はうちの社員だとのたまっていた。給料は餌付け用の餌で船底に集散するようにトレーニングが施されているのだった。
川平湾を後にすると島の北部に向かってワゴンRを走らせた。日本一のヤエヤマヤシの群落を見上げて船底を見過ぎて下に曲がっていた首を正常な状態に戻すことに成功すると玉取崎展望台にて大阪からの修学旅行生が写真を取っただけで満足している実態を垣間見た後、島の最北端かつ突端部にある平久保崎灯台にてしばし風に吹かれていた。
ANAマイレージクラブダイヤモンド会員のみに与えられるホテルの無料宿泊券が余っていたのでマサであれば¥30,000以上かかるところを私はただで泊まることが出来る石垣全日空ホテル&リゾートにチェックインすると12月の遅れてきたリゾートを十分に堪能させていただいた。
12月16日(日)
石垣港離島ターミナルよりフェリーに乗り、30分程の航海で黒島に到着した。黒島港で能天気そうなおばちゃんがレンタサイクルの勧誘をやっていたので早速シートの硬いママチャリにまたがると島の散策を実行することにした。島随一のリゾートホテルである黒島マリンビレッジの敷地内に黒島研究所(http://www.umigame.net/ymprs.htm)なるファシリティが君臨していたので早速¥300の入場料を支払って研究させていただくことにした。ここでの研究成果はサンゴ礁やウミガメの生態に他ならないのだが、ミニミニ水族館には猛毒を持つサキシマハブが三角形の頭をもたげていたり、デリケートなので触ってはいけないウミガメの子どもがいけすで泳いでいる様子を見て和むことが出来るのだ。
好々爺の集団の井戸端会議場も兼務している黒島ビジターセンターを訪問し、隆起サンゴ礁で形成された黒島の実態と文化をインプットした後、直径3km、周囲13kmの島のメインロードを転がしているといたるところでハシブトガラスと黒毛和牛が島を牛耳っている様子を垣間見ることが出来るのだが、マサにこれこそが黒島の名前の由来ではないかと思われた。尚、この島では人類の数220人に対して牛は2800頭も暮らしており、島一帯がモ~モ~とした雰囲気を醸し出しているのだ。
島の北西部に西の浜というウミガメの産卵で有名な砂浜がある。ここからは遠く小浜島や西表島を見渡すことが出来ると同時に青く透き通った海と白砂のコントラストにより牛の残像を消し去ることが出来る絶好の癒しスポットとなっているのだった。
総飛行機代 \7,300
総宿泊費 \0
総レンタカー代 \3,360
総ガソリン代 \771
総バス代 \400
総フェリー代 \2,150
総レンタサイクル代 \1,000
総グラスボート代 \1,000
協力 ANA、ANAホテルズ、スカイレンタカー、(有)まりんはうすぐるくん