史上最大のFTB

To: FTB代表Takeo殿

Bcc: マサよ

横がだめでも縦がある史上最大アメリカ縦断ウルトラFTB達成を記念し、貴殿の名誉をここに称え、FTBに西海岸の帝王の名を授与致します。

                                                                                       By: JTB代表取締役社長

                                                                                            日本旅行代表取締役社長

                                                                                        近畿日本ツーリスト代表取締役社長

というわけで、日本テレビ開局45周年記念とタイアップした史上最大アメリカ横断ウルトラFTBを断念せざるを得なかった無念をはらすために代表Takeo氏が今立ち上がった。その目的地に選んだのが遠く北方のカナダとの国境であった。

11月6日(金)8:00のフライトで緑豊かな町オースティンを後にしたFTBは空路サンノゼを目指していた。飛行機の窓から下を見下ろすと、ニューメキシコ、アリゾナの砂漠が大きく広がっていた。そこでFTB写真集の資料としてグランドキャニオン、ラスベガスの上空にて航空写真を撮影した。サンノゼに着いたのは2時間の時差を越えて9時半くらいであったろう。Avisにてさっきオースティンで返したばかりのような気がするシボレーキャバリエFTB仕様を受け取り、ヤオハンで弁当とFTBで定期購読している週刊現代を仕入れた後、すぐさま北方への進路を取った。昨夜の荷造りと機内で3時間くらい窓の下の景色を眺めていたせいか、その日のFTBは本調子にはほど遠く、3時間くらい走った後にFTB史上初の仮眠をCarls Jr.の駐車場で30分ほど取ってしまった。しかしテキサスの牧場を借切って牛たちがモ~やめてくれと音をあげるまで秘密特訓を積んだ成果か30分休むとタウリン1000mg配合したリポビタンDを飲んだわけでもないのに危機的な状況から「ファ~イト」「イィパ~ツ」だけで立ち直ることが出来た。ということで順調に北に進むうちにFTB史上14州目のオレゴン州に突入した。ガソリンが少なくなったのでとあるスタンドでガソリンを入れようとしたところ、小太りのあんちゃんが血相変えてすっとんで来ていきなりポンプとクレジットカードを取り上げ、自分でやるからいいよというFTBを尻目にオレゴンではこうやるやんけ!といって勝手にガソリンを入れてくれました。その日のFTBはワシントン州のとあるこぎれいなモーテルに宿を取り、次の日の早朝陸路I-5をカナダとの国境を目指してひた走った。途中でワシントン州の州都オリンピアに立ちより、州議事堂の写真を数枚撮ったあと、シアトルのダウンタウンを左手に見てその後国境に着いたのは午前11時頃であった。

I-5沿いの国境は車でしか越えられない様子でゲートはおびただしい数の車で混雑していた。勢い余ってメキシコとの国境を越えてしまった時と比べてカナダとの国境はかなりガードが固い様だった。従ってI-94を持っていないFTBはここでも国境越えを断念せざるを得ない憂き目にあってしまった。しかしながら、大蔵省から来ているくせにアメリカにしか入国できないチャチなパスポートしか持っていないマサを不法入国させることを想定した場合、やはり海を泳いで渡るしかないだろうと考えた。距離にして約1kmくらいだろうがやはりイトマンスイミングクラブで3年くらいトレーニングを積む必要があると思われる。マサよ、入会の願書をバークレイに郵送するので必要事項を記入しておいてくれ!

国境越えを断念し、写真撮影のみ行った後、FTBはシアトルまで南下した。シアトルは7月末に伊良部追っかけツアーを実施した以来の訪問であったが、今回はまず前回行けなかったボーイング社主催のMuseum Of Fright($8)を訪問した。ここで飛行機開発の歴史を学習したあとシアトルダウンタウンに戻り、インターナショナルディストリクトの宇和島屋で親子丼を食ったあとポートランドへの道を急いだ。ここシアトルにはなんとあのマサが木曜日から滞在し、おびただしい数の500円玉が入ったバッグを持参してボーイング社とFTB専用機の納期前倒しの交渉をアンダーグラウンドで行っていると聞いた。ところでマサよ、納期は詰まったんだろうな?

ポートランドに到着したのは土曜の夜9時半くらいであった。ひとしきり美しい夜景を見物したあと場末のモーテルに宿を取ったFTBはFTBバークレイ寮(寮監兼住人マサ)にTELし日曜の宿泊の予約をした。幸い観光シーズンをはずれていたので部屋は空いているとのことだった。

翌日曜日はポートランド郊外のバラ園の見学からはじまった。ここはポートランドのシンボルであるバラの試験場で世界各地のバラが咲き誇っていた。しかし残念だったのは今年横浜ベイスターズを日本一に導いた二塁手(ローズ)の姿がそこにはなかったということだ。バラ園訪問後アメリカで初めて象の子供が生まれたというオレゴン動物園($5.5)を訪問し、ひとしきり動物を観察した後、そのとなりの森林博物館($3.5)で自然を守ることの重要性を学んだ。これらの施設はワシントン公園という高台の風光明媚で紅葉の美しいところに作られており、まさに自然と人間が一体になったような町作りがされている感じだった。ワシントン公園からダウンタウンに下り、川沿いの紅葉並木を見学し、FTBはポートランドに本社があるナイキ御用達のナイキタウンを訪れた。サンフラン、シアトルでもナイキタウンは訪れたことがあるのだがやはりサンフランが一番立派だったと思う。ところでマサよ、君がナイキタウンで買ったといわれているあの伝説のアディダスのポシェットはまだ使えているか?ところでアゲインここオレゴンで特筆すべきことはなんとセールスタックスがゼロであり、まさに買い物し放題の町だということである。

ポートランドを後にしたFTBは一路650マイルかなたのバークレイへの道を急いだ。しかしながら、サクラメントに着いたのが、10時過ぎで、バークレイに着くのが12時を過ぎることが予想されたため、急遽FTBバークレイ寮にキャンセルのTELを入れてMotel6に宿泊したFTBであった。マサよ、今度は必ず拉致しに伺いますのでその時はよろしく!

結局今回の史上最大アメリカ縦断ウルトラFTBで走行した距離はトータルで2100マイルにおよび、以前のサンディエゴ・メキシコ国境越えツアーとの合わせ業でアメリカを縦断したことになる。マサよ、私を越えるにはもう横断するしかないぜよ!

次回FTBツアーは「マサよ、必ず来いよ!記念」涙の北アメリカ編最終回ラスべガスとユタ州からお送りする予定です。

山を飛び、谷を越え、夢と希望をエービスに託し、FTBは今日も地球をかけめぐる♪♪

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代表 Takeo Fukuda

取締役運転手 Masa

調達実施本部長 Masa、acting

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FTB凱旋ツアー & Mission Impossible

ハロウィーンも無事終了したということでなるほど・ザ・FTB秋の祭典完結編をお送りします。

まず最初はFTB史上13州目にあたるアーカンサス州のリトルロックという町を訪問した。ご承知の通りこの州はクリントン大統領が以前知事をやっていたといういわくつきの州である。この州の州都がほかでもないリトルロックであるがFTBは当然のように州議事堂を訪れた。オクラハマシティに続き今回も残念ながら建物の中に入ることが出来ず外からその典型的な建築様式を眺めたにとどまった。しかしながら、州議事堂の近辺にクリントン女性遍歴ミュージアムか「impeached!」と刻印されたクリントンの一物を形取ったオブジェが必ずあるはずだと思って血眼になって探しまわったが結局見つけることが出来なかった。

リトルロックからテキサスに戻るI-30沿いに「プレジデントクリントン生誕の地ホープ」と書かれた看板がさる然と輝いていた。当然のごとく掟破りのハイウエイ路上駐車をしたFTBはその看板の撮影を敢行しようとしたその時、その看板に無数の穴が空いているのと彼の政敵ドールのシールが貼られているのが発見された。穴はどう見ても弾丸が貫通した後だった。

次に訪れたのは先週のダラス・フォートワースツアーで行くことの出来なかったアーリントンの野球博物館であった。I-30のBallparkというExitを降り、ノーラン・ライアンExpresswayを真っ直ぐすすめばテキサスレンジャーズの本拠地であるThe Ballpark in Arlingtonに行き当たる。野球博物館($6)は野球場の建物の右中間後方に位置した3階構造の造りになっており、2階、3階からは野球場のすばらしい眺望を垣間見ることが出来る。この博物館には大リーグ史上非常に貴重な資料がたくさん展示されており見るものの目を楽しませてくれる。見所はベーブ・ルースやルー・ゲーリッグ(大柴じゃない!)のユニフォームや野球用品、マグワイヤ、サミー・ソーサのホームランボールやサインボール、元千葉ロッテにいて昔レンジャーズで監督をしていたバレンタインや同じくレンジャーズで活躍していたフランコの資料等であろう。しかし一番すばらしいと思ったのはここテキサスレンジャーズで27年間のうち最後のほうの現役生活を終えたスーパーエースノーラン・ライアンのユニフォーム、グラブ、スパイク、ビデオであった。彼は100マイルを越える速球でノーヒットノーランを7回、通算奪三振は5714個にのぼる偉大な記録を残し、彼の名前はノーランライアンExpresswayという道路によって永遠に忘れ去られることはない。ちなみにこの道路では100マイルまで出しても捕まらないそうです(出せるか!)

夕刻野球博物館を後にしたFTBはそのままダラスに下り、先週見そびれてしまったジョン・フィッツジェラルド・ケネディ メモリアルを訪れた。これは暗殺されたJFKの記憶を一生留めておくために作られた4方を囲った壁の中にJFKと刻印されたTume Stoneのようなもののあるオブジェである。

さて、ダラスに別れを告げたFTBには大事なミッションが残されていた。今スペースシャトルディスカバリー98が宇宙で活躍中であるが、その交信を一手に引き受けているのがほかでもないヒューストンのジョンソンスペースセンターである。FTBもマサを飛ばした時のサポート体制のノウハウを習得しておく必要があると思ったため、急遽I-45を南下してヒューストンに向かった。思えば、5ヶ月前に初めて使ったハイウエイがI-45であった。その後数多くのFTBツアーを繰り返してきたがやはり感慨深いものがあった。またここで改めてヒューストンの大きさに驚かされもした。それはハイウエイの車線が4~5車線もあり、ダウンタウンの高層ビルはダラスよりも圧倒的に多く、これぞまさに全米第4の大都市の名にふさわしいものを感じたFTBであった。

夜のヒューストンダウンタウンはハロウィーンパーティーの余韻を残しており、しかも皆半袖とかランニング姿であった。郊外のモーテルで夜を明かしたFTBはスペースセンター($12.95)に朝一で乗り込んだ。6月に訪問した際にスペースセンター見学のノウハウをすべて身につけたFTBはまず最初にトラムで行くジョンソンスペースセンター見学ツアーに参加した。ツアーは前回参加したときとは打って変わってミッション遂行中の緊張感がみなぎっていた。まず最初にミッションルームを訪れたのだが、いきなり、所持品をすべてロッカーにぶちこまさせられ、金属探知器をくぐらされてミッションルームが見えるところに案内された。ミッションルームではシャトルとの交信を行っているようで前面のスクリーンにはシャトルの航行位置を示す画面等が輝いていた。その後トレーニングセンターで実物のシャトルと同じようにつくられたトレーニング用シミュレーション機等を見せてもらった。前回のコースとはかなり違っていて非常に得した気分だった。ツアーの後はお決まりのIMAXの映画や今回はミッション中ということでほぼライブに近い形で宇宙飛行士たちの仕事ぶりを紹介してもらえた。向井千秋は相変わらず変な動物を使こうてわけの分からん実験をやっていやがった。

ということで、マサを飛ばした後のフォローは特に問題ないことが確認できたわけだが、いずれにしてもマサよ、君にはFTBのテクノロジーの総力をつくしてスペースシャトル以上の乗り物を用意しているので安心してくれ。鹿児島沖に戦艦大和が沈んでいるがそれを宇宙戦艦として種子島宇宙センターから飛ばそうと思っている。もしくは銀河鉄道999999(スリーナインの倍の性能を持つシックスナイン、¥10,000程度のコストで30分で昇天させる)を国鉄清算事業団から払い下げてもらう予定にしている。君にはイスカンダルまで飛んで行ってコスモクリーナーDを取ってきてもらい、なおかつ機械の体を手に入れて帰って来て欲しい。もしマサが窮地に陥った場合は原作者に頼んでストーリーを変更してもらうので心配するな!それからマサよ、君の先輩の若田 光一宇宙飛行士から「若っ田」という返事はもらえたのか?

スペースセンターを見学中に大粒の雨が降ってきてFTBの凱旋帰国に対して涙を流して祝福してくれている感じがした。マサよ、スペースセンターは行かないと本当に後悔するのでシアトルの帰りに寄って見たらどうかいな?

その後のFTBはテキサストライアングル最後の地の燃える闘魂サンアントニオを目指してI-10を西に向かって車を走らせた。実際この地はオースティン到着の次の日に訪問していたのだが、当時はタワーとリバーサイドとスポーツ平和党のオフィスを探すのに時間を取られて後楽園ホールや武道館や蔵前国技館に相当するジ・アラモを始めとするミッションに行けなかった。

カーラジオの音楽がソールフルなホイットニーからボンバイエに変わった時燃える闘魂の地に入ったことを実感したFTBはまずMission La Espadaに到着した。その後Mission San Joseを訪問したのだが時間が5時を過ぎていたので残念ながら中に入ることが出来なかった。Mission Concessionも同様であった。そしてついにジ・アラモに到着したときに再度時計を見るとあらもー6時を回っており、すでに門は固く閉ざされていた。場外乱闘に持ち込んで強硬突破すべきか考えたが、門番が江戸時代の長州人に似ており、捕らえたさそりをしきりに固めていたのでこれは危険だと思い断念し、外をぐるっと一周しただけにした。大抵どのMissionも5時か5時半には閉まってしまうらしい。またしてもトムクルーズにしてやられたようなMission Impossibleの屈辱を味わったFTBであったがあと平日4日間あるのでなんとかあらもることが出来ないか考えたいと思う。

なるほど・ザ・FTBシリーズは今回で終了し、次回からはFTB不思議発見をお送りします。没収トを恐れず初回からスーパーヒトシ君で勝負する予定です。

*ミステリーハンター : Takeo

   解答者 : マサ、野々村真、坂東英二 (マサよ、野々村には決して負けるんじゃねーぞ!)

   提供 : 2700億くらいの赤字を出す予定の日立

             ところでマサよ、君のアパートの冷蔵庫は野菜が真ん中じゃなかったな。ハハハハ

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ハッピーハロウィン!

ということでなるほど・ザ・FTB秋の祭典第3弾をお届けします。

今週はまず手始めにFTBにとって12州目(過去カリフォルニア、ワシントン、アリゾナ、ネバダ、ユタ、テキサス、ニューメキシコ、ルイジアナ、ミシシッピ、アラバマ、フロリダ)、代表福田氏にとって20州目(上記プラスアラスカ、ニューヨーク、ニュージャージー、ミズーリ、オハイオ、マサチューセッツ、サウスキャロライナ)にあたるオクラハマ州の州都オクラハマシティを訪れた。(ちなみにFTB Japanは47都道府県中沖縄以外の46県を車で制覇している)。ここで有名なのはなんといっても西部開拓とカウボーイであるということで、National Cowboy Hall of Fame($6.5)を見学した。ここに展示してあるものは歴代カウボーイムービーのスターの肖像画(ジョンウエイン、ロナルド レーガン等)やカウボーイ御用達の衣装や馬車、武器等やアメリカインディアンの資料であり、結構目の保養になりました。次に恒例の州議事堂を訪れたのだが、何と固く閉ざされた回転扉に阻まれて中に入ることが出来なかった。FTB史上最高の屈辱と言えよう。

ということでその後オクラハマでロデオが行われるスタジアムをちらっと見てFTBはダラスへの道を急いだ。ダラスにはそうあのジョンが待っている。ジョンはエルトンジョンでもジョンレノンでもオリビアニュートンジョンでも明日のジョン(それはジョーや!)でもなくあのジョンエフケネディである。エクソン、アメリカン航空、JCペニー、セブンイレブン等大企業の本社がたくさんある米国有数の商業都市Big DダラスはJFK暗殺の地として世界的に有名である。ここで必ず訪れなければならないのはJFKを狙撃した場所であるシックスフロアである。この建物は本来教科書倉庫であるが6階のみ博物館として一般公開されている。

カウンターで入場券($5)を買い、金属探知器のチェックを受けた後、希望によりオーディオツアーのウオークマンを借りる($3)。ウオークマンと釘抜きを受け取ったあといよいよあの6階へと上り、ツアーがスタートする。展示物はJFKのPresidencyに関するパネルや暗殺やそのInvestigationがらみの資料、ビデオが4本、映画が2本と最大の見せ場は実際に狙撃したといわれている窓であろう。6階の窓から暗殺現場を見下ろすとまるで1963年11月22日にもどったような錯覚を覚えるほどこのツアーは信憑性がある。展示物のパネルやビデオ、映画は結末がわかっているにもかかわらず非常にスリリングで訪問者の目を釘付けにするほど迫力があり、いたるところで釘抜きが使用されていた。

JFKのテキサス遊説は燃える闘魂サンアントニオ、ヒューストン、フォートワース、ダラスと続き、このダラスに関しては共和党の地盤であり、リベラル派の民主党員であるJFKに関しては強い反発が予想され反対の声が多かったという。しかしボンバイエのリズムが響き、ロープに飛ばされて延髄を斬られたり、卍に固められる懸念のある燃える闘魂サンアントニオの演説で「いち・にのさん・ダァー」を決めて調子にのっていたJFKにはそういう声は聞こえなかったらしい。いずれにしてもアメリカに来た者は必ずこの地を訪れる価値があるほどすばらしいところであった。帰りにショップで当時の新聞のリプリント($4.5)とガイドブック($4.62)を買いそれらはスミソニアン協会との提携をもくろむFTBミュージアムに寄贈される予定である。

シックスフロアでしばし1960年代にタイムスリップした後FTBはハイアットリージェンシー付属のダラスのシンボルとも言われているリユニオンタワー($2)に上った。このタワーは200m上からの眺望を誇り、バーとレストランと展望台の3層構造になっているハイアットグループのテクノロジーと財力のすべてを費やしてつくられた球形ドーム上の先端部を持っている。この先端部が夜になるとまるで打ち上げ花火のように輝きダラスの夜を彩っている。さすがにFTBも会員になっている高級ホテルのハイアットだけあってイブニングドレスに身を包んだボヨヨン系のギャルがたくさんレストランを目指していた。ここからはダラスの典型的な都会の美しい夜景が見物できる。

$39.5のMOTEL6で夜を明かした次の日FTBはフォートワースへ向かった。ダラス・フォートワース空港を4回ほど使用したことのあるFTBではあるが実際にそれらを訪問するのは今回が始めてであった。フォートワースは19世紀後半の西部開拓の様相を色濃く残しており、ここを訪問したものはみなノスタルジックな感傷におそわれると言う。まずダウンタウンを訪問しHistoricなビル群を一通り見た後FTBはテキサスで最もテキサスらしいといわれているストックヤードへ向かった。ストックヤードとは開拓時代の昔家畜の取り引きが行われていたところであり、今でも当時の風情を残しているところである。全面レンガで覆われた道路や西部劇さながらの建物は見るものを皆カウボーイに変えてくれる様子でここにいる人たちはジーンズ、ブーツにカウボーイハットといったいでたちのやからが非常に多かった。ここではまずライブストックエクスチェンジという今でも家畜の売買が行われているファシリティに立ち寄った。日曜なので当然取り引きはないのだが、建物の裏には仕切りの中におびただしい数の馬や牛などが元気に暮らしていた。FTBがこっそりそこへ侵入すると彼らは草を食べるのを止めていっせいに顔を上げてハウディと言ってくれた。将来優秀なジャーキーやコーンビーフやバーガーになることが約束されている彼らはとても気さくな奴等でドラフトで指名されるのを心待ちにしている。ちなみに実力があるものには逆指名権が与えられているらしい。その仕切りの中に3頭のテキサスロングホーンがいた。ビッグホーンはいすゞのディーラーに行けば死ぬほど見れるがテキサスロングホーンはここテキサスでしか見れないおびただしく長い角をもったまさにキングオブ牛である。テキサスロングホーンはローンスターに続き、テキサスのシンボル的存在であり、テキサス大学の校章にもなっている。

さて彼らキングオブ牛の仕事であるが、10時頃から彼らは出勤し、ラスティという1頭は取引所の前に陣取り、そこで受付的な役割で観光客に愛想を振りまいている。他の2頭は鞍を付けられてカウボーイに連れられその辺を巡業し、観光客相手の記念写真のモデルとなっていた。角だけを見るととても獰猛な印象を受けるが実は人じゃなくて牛のいい牛である。

ストックヤードステーションというところがある。昔は文字どおり鉄道の主要駅であり、今でもタランチュラと言う駅に観光用のSLが走っているところがあるが、そこは今はお土産物売り場のモールと化していた。そのモールの中にホールがあってカウボーイチャーチという催し物が行われており、素人カントリーミュージック歌合戦のようなものが実施されていた。なぜかFTBもそのなかに入り、ひとしきりカントリーに耳を傾けていた。やはり参加者は皆うまいのだが中には例外もいてそんな奴には鐘を1回しかならしてやらないことにした(カーン)。

午後からロデオスタジアムに入り、カウボーイの馬の調教の実演を見学した($15)。スタジアムは学校の体育館より少し大きい程度で2~3000人程度収容のスタンドがあった。カウボーイのおっさんはさすがにロープ1本で馬を自在に操っており観客の喝采を浴びていた。

ストックヤードを後にしたFTBはアーリントンに向かった。そこにはテキサスレンジャーズの本拠地であるボールパークインアーリントンがある。シーズンオフのため当然ゲームはないが、スタジアムのツアーや野球博物館が見れる。時間的に中に入れずマグワイヤーのホームランの歴史を彩ったTシャツ($18)を買っただけにとどまったため来週また来なければいけない。

今週のコスト : ガソリン代 $31.01

                     ホテル代  $69.39

週刊FTB今後の予定

10月30日~11月1日   リトルロック(アーカンサス州知事であったビルクリントンの生い立ちの秘密を探る)

11月6日~11月8日    レークタホ、リノ(もしかしたら予定変更して念願のあれをやるかも知れん、マサよ!予定空けとけよ。現在あれの実行可能性をFTB最高経営会議Supreme Management Boardで検討中)

11月13日~11月15日 ラスベガス、ブライスキャニオン国立公園

P.S.   調達実施本部長のマサよ!君が先日購買した1類 輸送機械の件だが、本当に耐用年数の7ヶ月持つのかどうかが懸念される。そこで昨日Applied Materilas Austin工場のManufacturing Managerと話をしてFinal TestのBayを借りて加速試験を行うことに決定した。試験者は中野 浩一(世界自転車レース10連覇)、吉岡選手(’97年競輪賞金王)、橋本 聖子(アトランタ5輪自転車競技出場)を用意し、3交代、24時間体制のシフトを組んで、7ヶ月分の走行を3日で終了させます。したがって、早くその1類  輸送機類を持ってきてくれ!

それから再び凄腕の調達本部長のマサよ!1類 輸送機械として自家用機を1台調達しておいてくれ。メーカーはボーイングでもエアバスでもサーブでもレシーブでも構わん、10人乗り程度のやつを頼む。操縦はブルーインパルスのインストラクターの私かNASAと1字違いの奴が行います。

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FTB東方見聞録(Harricane Georgesの爪痕)

オフィスの引っ越しのどさくさに紛れてFTB(フクダ トラベル ビューロー)の出足がよかったため予定を北から東に90度変更して先週は怒涛の5州(テキサス、ルイジアナ、ミシシッピ、アラバマ、フロリダ)ぶっちぎりツアーを敢行した。

FTB社訓の第一条に示されているようにFTBのFはFlexibilityをあらわすため行き先は頻繁に変えられる。

さて、「みちのくひとり旅」のような哀愁に浸りながらハリケーンジョージによる被害状況がどのようなものなのか調査に向かった。I-10を東にひた走りまず訪れたのはフロリダ州Pensacolaというリゾートビーチであった。フロリダ州は半島の付け根が西の方に伸びておりPensacolaはフロリダ州の最西端に位置する。ビーチにはリゾートマンションや別荘が立ち並んでいたが、一部マンションの崩壊したものや、別荘の屋根が剥がれ落ちたものが随所に見られまさにジョージの脅威を見せ付けられた思いがした。ビーチの砂は輝くような白さで先週見たWhite Sandsの白さに匹敵する。当然サンプルは採取したので違いの分かるマサよ、味比べしてくれ!

次に訪れたのはアラバマ州のUSS Battleship Museum($8.-)であった。戦艦アラバマは第二次大戦中(1942~1945)に世界各地で活躍したUS Navyの最も誇りとする戦艦の1つである。その戦艦が丸ごとMuseumになっておるからすごいのなんの。戦艦の中はエンジンルームから司令室、はたまた病院、歯医者、主砲の中までツアーできる。また、日本軍のコーナーもあり戦艦大和と他の戦艦のサイズの比較ができて非常に面白い。船の周辺には潜水艦、各種戦闘機、戦車の展示もある。

アラバマ州Mobileから西に戻り何も見所の無いミシシッピ州をスルーしてFTBはニューオリンズの地に帰ってきた。

ジョージの影響でミシシッピ川が氾濫し、アリゲーターがフレンチクウォーターに進出し、ワニがピアノを弾いていることが懸念されたが、幸いジャズが「みちのくひとり旅」に変わっているだけで大きな被害はなかった。しかし、おそるべしかな、ジョージ山本である。ニューオリンズは10月だというのにまだじめじめして蒸し暑くじっとしてても汗がにじんでくる。

ここで訪れたのはルイジアナ州立博物館($4.-)、中にはジャズの歴史とマルディ・グラというカーニバルのコーナーがあり、すっげー面白かった。ここは見逃すべきではない!フレンチマーケットにはハロウィン用のかぼちゃがごろごろしていた。

大きさはボーリング球より大きくあのさわやか律子さんもストライクは取れないのではないかと思われた。その他、セントルイス大聖堂の中を見物し、ハウスオブブルースにも立ち寄った。そして最後はあのトム少年もクルーズしたことのあるミシシッピ川を見てニューオリンズに別れを告げた。

ニューオリンズから西へ1時間弱くらい戻ったところにベートンルージュという市がある。そうここは言わずと知れたルイジアナ州の州都である。過去カリフォルニア州都(サクラメント)、ユタ州都(ソルトレークシティ)、テキサス州都(オースティン)にて州議事堂を見学した実績のある州議事堂フェチのFTBがこの機会を見逃すわけがなかった。ここの建物はトラディショナルな他の州議事堂とは異なり30階建ての縦長ビルである。27階の展望台からはベートンルージュの美しい町並みが拝見できる。ここの土産物屋で学の高いFTBは歴代大統領の顔写真付きのものさしを買った($1.5)

トピックス

*こんなにおとくなFTBツアー(レスリーエージェントとの比較)

   ニューオリンズツアー比較表

                       LTB                    FTB

   Air代           $101.-                   na

  タクシー代     $9.-                      na

  ガソリン代       na                      $49.16

   ホテル代     $133.09(2泊)        $116.04(2泊)

   トータル       $243.09                $165.2

   備考         ニューオリンズのみ   各種オプションつき

*ハイウエイの動物

   ハイウエイにはたぬき、アルマジロ等の自然動物の死体がごろごろ転がっており、ドライバーの哀愁をさそう。自然を愛する七曲署のロッキー刑事がこの光景をみれば激怒すること間違いなしである。

   10月17日(土)の事件簿から

   とあるハイウエイにてある動物の死体が発見された。所持品よりミシシッピ州に棲む無職のあるまじろうさんだと断定された。あるまさんは酒によってハイウエイを徘徊しているうちに側頭部を車にひかれ血だらけの状態で倒れていた。また、やくざ者から追われていた形跡があり、防弾チョッキのような硬い甲羅を身にまとっていた。

*カープールの謎

   オースティンに帰宅途中に集中豪雨に見舞われた(ニュース参照)。ブラジルから北上してフロリダに停滞しているハリケーンジミーの影響かと思われたがいずれにしてもすごい雨である。ハイウエイの側道の低地が氾濫し、車が何台も水に浸かっていた。アメリカでよくカープールというが、そうかこのことだったのか。

*北米大陸横断

   北米大陸を横断する3つのハイウエイがある。1つはシアトルからボストンに続くI-90、2つめはサンフランシスコからニューヨークへ続くI-80。そして最後がお馴染みのロサンジェルスからフロリダ州ジャクソンビルに続くI-10である。

   先週および今週のFTBツアーによりあわせわざでI-10のおよそ5分の4は制覇した。マサよUCLAツアーでさまよったあのI-10がこんなところまでつながっているぜ!

   時間があれば日本テレビ開局45周年とタイアップして史上最大アメリカ横断ウルトラFTBをやるのだが・・・

   罰ゲーム担当 -マサ

*週刊FTB今後の予定

   10月24日   ダラス、フォートワース、オクラハマ

   10月31日  リトルロック、メンフィス

   11月8日    リノ、レークタホー

   11月15日  ラスべガス、ブライスキャニオン国立公園

   内容は作者の疲れ具合によります

天声

そうか君たちだったのか?8月頭より訳も無くUCLAに行かなければならないという衝動にかられていた。UC BerkeleyではなくなぜUCLAなのかわからないままマサを拉致して9月19日に訪問した。先週末に日本より転送されてきたレターの中に三田倶楽部報(慶大野球部OB会報)が含まれていた。その中の記事によるとブラジル移民90周年を記念して慶大野球部がブラジル野球連盟に招待されブラジル遠征を行い、その前にLAのUCLAに立ちよりそこで時差調整のため5日間ほど練習を行ったということであった。8月上旬のことであったらしいが、もし事前に情報をキャッチできていればUCBの授業をブッチしてBud10ケースくらい抱えてかけつけたのだが・・・いずれにしてもUCLAへの衝動の謎が解けたようで少し安心した。彼らのその情熱は今東京6大学野球秋季リーグ戦での活躍ぶりに見事に反映されている。詳しい戦跡はhttp://www.hc.keio.ac.jpにて

P.S. マサよ!アリゲーターを見ながら考えたのだが、近々ワニブックスよりFTB写真集(無修正、モザイク無し)とFTB日記を自費出版したい。したがって500円玉を桜ノ宮から15000枚ばかり横領しといてくれないか? オー・リョウ解したという返事を待っているのでよろしく!

山を飛び、谷を越え、夢と希望をエービスに託し、FTBは今日も地球をかけめぐる♪♪

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FTB Excursion in Austin

Austinでのトレーニングがあまりにも暇?なため、毎日1つづつAustinのBuildingを見学してアプライドの謎を解明しようというプロジェクトがFTB主催の元水面下で開始されたのをまだ知る人は少ないだろう。昨日はBuilding30を訪問して掟破りの写真撮影を行い、おねえさんに注意されて笑ってごまかした。しかしAustinには日本企業の工場よろしく漢字でセイリ、セイトン、セイソウというポスターが貼ってあるのだが、セイトンの漢字が整頭になっているのはなぜだろうか?

By the way, Austinといえば大テキサス州の州都であることは皆さんも当然ご存知だと思うが、この由緒正しいAustinにも多くの見所がある。今後昼休みを利用してその謎の解明にあたることにする。手始めに昨日はテキサス大学オースティン校を訪れた。本校はテキサス州最大の大学でUC Berkelyより全然いい。

以上報告終わり。

また、Austinには世界最大のコウモリのコロニーがあり、デーブがどうしてもそこに行きたいとダダをこねたので昨日の黄昏時に訪れた。場所はDowntounの端を流れるTown Lakeの上に掛かるCongress Ave. Bridgeである。橋の裏側の溝に約75万匹のコウモリ(メキシカン・フリーテイル)が棲んでいる。4月から10月にかけて夕暮れになるとこのメキシカン・フリーテイルがえさを求めていっせいに飛び立つさまが見受けられる。また冬場には暖かいメキシコにMigrateするらしく彼らはスペイン語と英語のバイリンガルコウモリである。メキシカン・フリーテイルは一晩に体重の半分くらいのえさを食べ1日にトータル9トンの虫を捕まえてくれる正義の味方である。

さて、昨日、Hyattの駐車場に車を止め、コウモリの飛び立ちが見れる橋の麓の公園へと足を向けた。そこにはたくさんの観光客がたむろしており、餓鬼どもが我が物顔で走り回る中コウモリの出現を今か今かと待ち構えていた。結局1時間半くらい待ち日もとっぷりと暮れた7時35分頃からぱらぱらとコウモリが出始め、10分もするとその数はおびただしくなっているのに気づいた。溝から現れたコウモリを観察していると、黄金バット(ハハハハハ)やロビンやバットマン、はたまたジョーカーの姿も見られ閑静なAustinはまさにゴッサムシティと化した。

あとで気がついたのだが橋の近くの道の真ん中に360度回転台座付きのコウモリのオブジェが誇らしげに飾ってあり、やはりここはゴッサムシティだと思ったのであった。

マサよ!残念ながらコウモリのサンプルは採取できなかったがこの光景を見に必ずAustinに来いよ!

Reported by Takeo Fukuda : FTB in Austin

アメリカ有料高速道路

FTB太陽の国エルパソツアーの時にテキサス刑事よりチケットを受けとっていたが、今日その金を払いにテキサスの田舎裁判所Peggy Ragsdale Justice of the Peaceに昼飯抜きで片道2時間半かけて出頭してきた。

ブッチしようかなと思っていたが、チケットの裏面に期限までに来なかったら逮捕状を発行してウォンテッドにしてなおかつ免許を剥奪して一生アメリカで運転できねーようにしてやるぜ!みたいな調子で能書きが書いてあったのでFTBリーガルデパートメントに相談した結果、リーガルマインドの観点から支払をすることに決定した。

早速裁判所に着いたFTBはジャッジオフィスのおばちゃんにチケットを見せた。すると彼女はこう言いました。

How are you? 裁判にする?それとも罰金払う?武武片道にもかかわらず、法学士の称号を得ているFTBは一瞬、あの極悪非道なOJシンプソンでさえ無罪にした凄腕の弁護士団を従えて戦おうかとも考えたが、あのロス疑惑の三浦 カズヨシ(いつのまにかサッカーやってたよな、ベルディとかで・・・)を強引に有罪にした検事を派遣されるとかなわんと思い、やっぱり罰金を払うことに同意し、Fine(罰金)thank you!と答えた。

さて、罰金を払う段階で金額を確認しようとしたが、15マイルオーバーで$100のはずなのになぜか$140と言っていた。なんでやねん、どないなっとーねんと言い寄って見ると何故か88マイルの18マイルオーバーで罰金は$140だと言いやがった。そんなはずはない!このチケットには85マイルと書いとるやんけと当然のごとく抵抗した結果なんとか$100で収まった次第であった。あやうく$40ぼられるFTBであった。

いずれにしても、テキサス刑事に捕まった段階で、ジーパンを履いていたFTBはチケットを見て「なんじゃこりゃ!」と吐き捨てるか七曲署にTELしてヤマさんに説得してもらうか、ゴリさんに狙撃してもらうか、ボスに屋上で夕日に向かって煙草を吸ってもらうような処置をしていればこの罰金はもみ消すことができたかも知れへんな。

というわけでアメリカの高速道路はある一定の速度を超過すると有料になる場合があるのでみなさん気をつけましょう!

P.S. マサよ!500円玉製作所から早く福沢 諭吉を刷る部署に出世してくれよ!

スーパースター

AMJ野球部のみなさんこんにちわ、秋季大会勝ち進んで下さい。

ところできのう真のスーパースターの姿を目撃しました。

私の大リーグ観戦も米国8都市20数試合を数え、きのうがまとめ(多分最後でしょう)の意味でサンフランシスコジャイアンツの試合を見てきました。ジャイアンツにバリー・ボンズというスーパースター(巨人の清原、横浜の佐々木がユニホームの奪い合いをするほど尊敬している)がいます。詳細は下記の通りですが、きのう清原君や佐藤勝さんに予告したように試合で打てへんかったら、ボーズにしてポン酢をかけてやるということで、バリーカンとミツカン味ぽんを買って(買ってへん、買ってへん!)スタジアムにのりこみました。ところが私の思いが通じたのかボーズにされるのがいやだったのか(もともとスポーツ刈なのに!)まさにスーパースターにふさわしい活躍をかましてくれました。

まず第一打席は天高く舞い上がるライトフライを放ち、照明の光でライトフィルダーの目をくらまし、俊足を駆って一気に三塁をおとしいれました。2回に回ってきた第二打席では観客の度肝を抜く特大のホームランを右中間スタンドに放ち大喝采の中どーだ!と言わんばかりに意気揚々とダイヤモンドを一周していきました。バックスピンのかかった打球はゆっくりときれいな放物線を描き、ライトスタンドにいた私のはるか上空を越え右中間の2階席にまで達しました。 おかげで今日私は度肝がありません。第三打席はライト前への痛烈なタイムリーヒットを放ち、早くも5回裏に回ってきた第四打席を迎えました。その打席で結局四球を選ぶことになる前の投球で空振りをしたときに彼の左臀部が痙攣をおこしたらしく、打席をはずしてしきりにストレッチを行っていました。その姿が非常にユニークで観客一同大笑いしていました。結局代走が出て交代となったのですが、きっちり仕事をしてファンの期待に応え最後は笑いまでとる彼の姿に非常に感動した次第です。

今年11月に東京ドーム等で日米野球があり、彼も来日することになると思いますが、プロ中のプロである彼の勇姿を是非見て下さい。

ところで秋季大会は10月24日からのようですが、勝ち進めば11月末くらいまで粘れるでしょうか?私もこちらでイメージトレーニングはかなり積んでおり、肉体的にもウエイトトレーニングの成果で万全です。ウエイトはやりたくない日を除いて毎日やっています、またやりたくない日が週に5,6日はあります。したがって相手投手の脅威になることは間違いないでしょう。

以上皆様のご活躍を期待しています。

*バリー・ボンズ(34歳、左投左打、外野手)

   年間ホームラン記録を塗り替えたマグワイヤもソーサもすばらしいがボンズはもっとすばらしい

   通算400本塁打、400盗塁という偉業を達成した。これは彼の父ボビー・ボンズの300本塁打、

   300盗塁という記録を上回り、まさに走攻守3拍子そろった選手の鏡といえる。

   90,92,93年ナリーグMVP、93年本塁打王、ゴールドグラブ賞(守備のベストナイン)7度受賞

P.S.  恐い話その1 : サンフランシスコ ジャイアンツにロブ・ネンという押えの切り札の投手がいる。横浜ベイスターズでいえば佐々木のような存在で首脳陣から絶対的に信頼されている。昨年のワールドシリーズ で史上最速の164kmの速球を投げ、フロリダマーリンズを世界一に導いた大リーグ一の速球派投手でもあるロブ・ネンはたまに打たれたりすると関西人でもないのに「おれはろぶ・ねんやのになんでやね ん!」と言ってするどく突っ込んでくるそうである。相手バッターは160kmの速球よりもそのことを恐れて誰も打たないのだといわれている。 米国のスポーツ記者によると彼に対抗できるのは清原(PL出身)、元木(上宮出身)あるいは阪神のベテラン勢だけではないかとうわさしているとのこと。

        恐い話その2 : Big Macの愛称で親しまれているホームラン打者のマグワイヤは別名「あかひげ」とも呼ばれているがだからといって彼が薬局をやってもうけているわけではない。 しかしながら、彼が使っている筋強剤はメイドインあかひげ薬局ではないかとのうわさでもちきりである。・・・大阪発

勢いあまって

先週の土日にSan Diegoに行って来ました。往路は101を通ってLA迄行き、その後I-405、I-5を通ってSDGに入りました。I-5を走っているとNational Boarderという看板が見えたので、島国生まれで国境を見たことが無い私にとってはいいチャンスだと思ったので国境を見に行こうと決めました。ところが国境が見えたのはいいのだがハイウエイを走る車がすべて国境を越えてメキシコに入っており気がついたときにはもう後戻り出来ない状態に陥ってしまいました。非常にまずいと思ったもののどうにでもなれという感じで私の車も何のチェックもなく国境のガードをくぐってしまいました。

国境を越えると看板も標識もすべてスペイン語だらけでもしかしたらこのままあのまずいメキシカンを食ってしばらく生活しなければならないのかと一瞬憂鬱になりました。なんとかSDGへの戻り道を探そうとしたが看板はスペイン語だしどこをどう走れば戻れるのか一瞬路頭に迷ったがなんとかSDGの文字を見つけて帰り道の確認が出来ました。メキシコの1号線をSDGに向かって戻っていると回りにはたくさんの露天があり,おじさんやおばさん、おにいさん、おねえさんがメキシコの特産物を売りつけようとしきりに歩き回っていました。

メキシコからのガードを越えるとき検察官みたいな人がチェックをしているみたいで米国サイドと比較して非常に混雑していました。もしなんか聞かれたら「ごめん、間違って入ってもうた。許しテキーラ、むっちゃ ぐらしゃすと言って逃げようかと思ってましたが、手招きだけで通してくれたので非常に助かった次第です。ガードを越えるとジグザグの壁が待っており容易に加速して逃げられない構造になっていました。

従って今度メキシコに入るときは心の準備と事前の調査をしてからにしたいと思います。

ところでSDGのQualcomm Stadiumで野球を見ましたが、さすがに国境の都市だけに国旗も星条旗とメキシコ国旗が掲げられており、場内アナウンスも英語とスペイン語で行ってました。車もメキシコナンバーのものがようけありました。土曜の試合はその試合に勝てば地区優勝ということもあり、61,000収容のStadiumでさえもSold Outで残念ながらはいれまへんでした。優勝決定の瞬間とシャンペンかけは非常に見たかったのですが仕方ないので日曜の試合で我慢しときました。

SDGに世界的に有名な動物園(むつごろうさんご推薦?,ほんまかいな?)があるということで時間があれば行こうと思ってたが、いけなかったので来週もし時間があればチャレンジしたい.

来週はUCLA、アナハイム(長谷川応援ツアー)、オプションでSDG Againの予定です。マサどうや?SDGはほんまええとこよ。ちなみに所用時間は101経由が約8時間、I-5を使うとたったの7時間です。

むっちゃぐらしゃす!

P.S. SDGのハイウエイでCautionという看板をよく見かけた。普通は動物の飛び出しに注意とかいう意味で鹿ちゃんマークになっているが、なんとSDGは親子3人の夜逃げバージョンだった。そんなに難民がハイウエイを横断するのだろうか? むっちゃぐらしゃす!